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The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
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  • 05/17/00:05

03.31.21:24

ただ、いる。寄り添う。

「青年スタッフ 3カ月の活動報告」

本日、児童センターにて「青年スタッフ」に関する、この3カ月の振り返りがありました。
当初、僕1人だった青年スタッフも、今では7人!!だいぶ子ども達にも浸透してきたようです。うれしっ(*^^)v
スタッフ来館日は各々違うので、こうやって一同に集まってゆっくり話すのは初めてのこと。同じように子ども達と関わっていても、僕らが感じることは一人ひとり違う。自分では気づかないこともたくさん発見できました。みんなすごい!ちなみに、スタッフはみんな現役大学生です!

■青年スタッフとは・・・
柏市の児童育成課が推進しているもので、地域における、小学校高学年~中高生くらいの子ども達の「居場所づくり」を目的として発足。(詳しくは2011年2月8日の記事へ

結論から言えば、この施策の効果は上々♪
若いスタッフ(僕も含みますよ~)は、子ども達の人気者(僕も含みますよ~)!!
小学生は勿論、中学生とだって仲良くなっちゃいますヽ(^o^)丿

難しいのは、2つ。
(1)そもそも、青年スタッフ自体を集めること。ボランティアをしてくれる大学生へのリーチが難しい。
(2)状況を見極めて子どもと関わること。企画で子ども達を集めるのではなく、子ども達の営みを尊重したコミュニケーションの難しさ

さて、それを踏まえたうえで、3カ月を振り返っていきました~。
みんなすごい意見出してくれて、目から鱗(゜o゜)!!

(1)やりがいを感じたことは??
(⇒青年スタッフ募集広告を作る際の、コアターゲットへの訴求内容を考える)
・子ども側を尊重したアクションを、自分で考えてアウトプットする面白さ。
・試行したものがその場で直に返ってくるので、PDCAサイクルが速く、自分の成長を感じられる。
・行くたびに、知り合いの子どもが増えていくのがうれしい。
・多くの子どもの名前を覚えて、そしてまた、自分の名前を呼んでもらえるときがうれしい。
・就活中なので、子ども達とかかわることで心が和む。
・素直に子どもにかかわれて面白い。
・企画型のボランティア活動とは違い、より日常の中で継続的に会うことでより深い関係性を実感できる。

(2)迷ったこと・悩んだことは??
(⇒共有・解消することで、円滑なスタッフ活動を考える)
・子ども同士が遊んでいる中に、自分がいつ入っていくかが難しい。
・子ども同士のグループ間の軋轢。スタッフを1人占めしたいという子どもの気持ち。
・叱っていいのかわからない。また、叱るべきことなのかの線引きが難しい。

いや~、すごいですね~。勉強になります<m(__)m>
これを元に、職員の方々からアドバイスを頂いたり、みんなで意見交換をしました。みんないろんなことを考えて子どもと接してくれているんですね~!感じるって、とても大事。
これを活かして、もっともっと良い方向に向かっていけばいいな。きっといける。

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僕らは、先生でもなければ、親でもない。
それが、逆にとてもいい距離感と、コミュニケーションを生み出せているのだと思う。
目指すものが不透明。学力を上げるためでもなく、運動能力を伸ばすためでもない。
ただ、いる。寄り添う。
話して、遊んで、笑う。
人が心から笑うために必要なものは、社会的資格なんかじゃない。
大人も子どもも同じ。
必要なのは居場所。
心から笑える居場所。
きっと、そう。
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02.11.11:14

13歳の手紙

先月1月20日に、野田市岩名中学校の「職業座談会」に「マンガ家」としてお招きいただき、1日講師をしてきました。まだ卵の僕に…恐縮です。そのお礼や感想の手紙が本日、僕の手元に届きました。本当にありがとうございます<m(__)m>
1月20日の記事⇒こちら

僕がポイントとして、リリースしたのは3つです。

(1)漫画家の仕事の流れ(展示物を回って説明)
(2)顔の描き方(体験学習)
(3)いちばんたいせつなこと(「Why?」と自問して、人の気持ちを考える。心の動き、「感動」を大切にする。)

手紙の内容を見てみると、みんな上記のいずれかをきちんと捉えていたので、やっと手応えを感じられました。よかった、よかった。それでは、13歳の素敵な想いたちを、少々ご紹介させていただきたいと思います。

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「他に感動したことは、何かを見るにしても、違う角度で見るということです。すごく勉強になりました」

「漫画を描くときは、その主人公の気持ちや色々なことを考えながら描いていくことを教えて頂きました」
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「考えたことは、マンガ家はただ絵が好きなだけでは、ダメということです。
三輪さんが最後に言った「感動」という言葉の意味は、とてもかっこよかったです。僕も普段の生活でも、いつも見ている物などの見方を変えて新たな視点から世の中を見ていきたいです。そして感じ方も変えてみたいです」

「一度退職し、漫画家をまた本格的に目指し、どうすればもっといい漫画を描けるかを考えてコンピューターを使ったりして、いろいろな新人賞をとっている三輪さんはすごいと思いました。
私は、人の気持ちを考えるのが苦手なので、人の気持ちを考えながら生活していきたいなぁと思いました」
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「僕は三輪さんが話していた「Why?」と思うことをやっていきたいと思います」

「あと、三輪さんに質問をしたときに、なんでディージェーっぽく話すんだろ~と思いました。
でも、三輪さんはその話し方の方がすてきです。理由は、三輪さんが話したときに、みんなが笑うからです」
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「そして、マンガ家は人を察する力が強いと知りました。相手はどうなったのか。相手はどう思ったのか。
いつも考えながら、学校生活をがんばっていきたいです」

「実は、僕の夢は漫画家です。なので、漫画家の先生が来てくださると分かったとき、本当に嬉しかったです。絵やストーリー、辛さなどについて教えてくださり、本当にありがとうございました」
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「三輪さんの中で、とても印象に残ったのは、『感動は悲しいだけじゃなくて、楽しいや、花をきれいだと思う気持ちも感動だよ』です。僕は感動という言葉の本当の意味をわかりました。
僕にはまだ夢がありません。いつか決まるその夢のため、感動したり、勉強したり、遊んだり、たくさんのことをしていきます」

「三輪さんの講義を伺い、一つの物に対する考えが変わり、色々なことをやってみたいと思いました。
もし、今後悩んだりしたら、三輪さんの言葉を思い出していきたいと思います」
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「普段、マンガを読む、TVでアニメを見ることはしなく、見るとしたら『ドランゴンボール』『ワンピース』ぐらいだと思います。なので、先生の言っていることがよくわからなくて、『あてられたらどうしよう』としか思っていませんでした。
けど、先生のしゃべるすべてが、とても大切だなぁと思いました。道に咲いている小さな花への感動。
私はあまりそういうところで感動などしなかったのですが、今はとても感動だらけです。
『空の型』『木の幹の音』『星のいち』、すべてに感動をしています」



なるべく、何か1つでも心に残るようなものをリリースしたい。それは作品づくりでも、普段の生活でも意識していること。それが万事うまくいくわけじゃないんだけど、意識を持ってやりたい。特に、みんなの貴重な時間をもらっているときは、なおさら。
たとえば、子ども相手に「静かにしなさい!」と注意するのと、「なぜ静かにしなくてはいけないのか」を考えさせるのとでは、残響が全然違う。及ばない想像領域を拡大するためのきっかけを与えてあげる。それだけで、彼らは自分で考え、答えを出してくれる。

「職業座談会」で重要なのは、「職業別の仕事理解」ではなく、その先の「何を感じるか」だと思います。結局、突き詰めて行けば「生き方」だったり、「姿勢」だったりする。それを感じれば、今度は今の自分に置き換えて考えられる。他人事じゃなくて、自分の命題になる。

13歳。
彼ら彼女たちの世界が、もっと拡がっていきますように…。

02.08.11:29

青年スタッフ

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1月から、週2で「青年スタッフ」というのをやっています。
柏市の児童育成課が推進しているもので、地域における、小学校高学年~中高生くらいの子ども達の「居場所づくり」を目的としています。
児童センターを使用できる対象年齢って、実は18歳まで、と非常に幅広いんですよ。でも、なかなか知らない人が多いし、実際利用者として小さい子どもが多いから、大きくなると何となく足を運びづらい。そこで、特定日に10代後半の彼らに、比較的年齢の近いスタッフを置くことで、 若者たちが来やすい環境をまずは作ってみようと始めたようです。
しかし、なかなか、この「青年スタッフ」というのは見つからない。そうでしょう。平日来れる人なんて、大学生くらいですからね。大学生だって、ボランティア<バイトって志向性が多いですからね。そこで、僕に白羽の矢が立ったわけです。
家がメチャ近いので、運動がてら2時間くらいなら、夜走りに行くのと対して変わらないんです。それに、この依頼が来るより前に、僕はサッカーを通して、近隣の子ども達と何度も遊んでいたので、0から関係性を作っていくという感じでもなかったので、パワー的にもそんなに負担ではなかったわけです。
最近では大学生のスタッフも何人か手伝ってくれるようになったので、それはそれでとても嬉しいし、楽しいです♪
そして、名札に「みーワ」と付けたので、数年ぶりにこの名前が浸透してきたのもうれしいですね。高校生~専門学生の頃は、子ども達はみんな僕のことを「みーワ」と呼んでいました。昔のペンネームです(笑)

画像は近隣の小中学校に貼られているポスターです。おおまかなレイアウトは、職員の人がやってくれたので、僕は既存の絵を差し込んだり、仕上げ作業をやりました。新たに絵を描く時間はなかったので、ウサギ年ってだけのこじつけなのが申し訳ないです(~_~;)

中学生と話していると、ジャニーズやアニメ、ゲームの話についていけないのが悲しい、今日この頃です。

02.05.00:28

The Young Americans

The Young Americans

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今日は、児童センターミュージカルの脚本を書いてくださっている紘子さんのお誘いで、「The Young Americans」の練習風景を柏市民会館にて見学してきました。

 

The Young Americansとは…
若者の素晴らしさを社会に伝えようと、1962年に設立された非営利団体。「音楽公演」と「教育」が二大活動。17~25歳の若者たち約300名で構成されていて、今回はオーディションを勝ち抜いたスタッフ45名が来日。音楽と子どもたちを心から愛する若者たち。
~パンフレットより抜粋~

簡単に言うと、お金を払って参加するワークショップ。3日間の連続した体験学習を通して、公演をする。そのスタイルは、「ダンス」と「歌」のみで構成されており、台本は一切存在しない。印象は、「Show」と呼んでいるあたりからも、演劇の「Play」とは一線を画していると感じた。

目的は、参加者の子どもに自信を持たせること、一生懸命になる大切さを実感してもらうこと、みんなで一つのものを作り上げる楽しさ・喜びを味わってもらうこと。総勢約250名の子ども達を相手に、スタッフが楽しそうに、しかし懸命に指導・支援していく。そのパワーは圧巻!
そういった意味では、僕らがやっている児童センターミュージカルに近しいものがあって、何か勉強させてもらえないだろうかと見学に足を運んだ次第です。とにかく、子ども達の声が出る出る!どんどん輝いていく子どもの表情に少し妬けるくらいでした。


では、考察!
なぜ、子ども達が恥ずかしがることなく大きな声を出せるようになるのか。


(1)環境要因
実際のステージ、、PA、照明、マイク、ドラム、バックミュージック!本番に近い特殊な環境で練習を行うことで、子ども達のモチベーションを高めることに成功している。これは「会議」の質を高めるのも同じで、会議室を借りなかったり、ホワイトボードがなかったりすると、能率が落ちるという要因と同じだと思う。(『秘伝すごい会議』大橋禅太郎、雨宮幸弘 著
また、スタッフがほぼ外国人だという利点もある。ステージの上はもはや日本ではない。日本の常識など、子ども達がそのまま舞台に持ち込まないことも、下地を柔軟にしている要因だと思う。

(2)スタッフの充実
スタッフは、ほぼダンサー!30人以上は舞台に混じってた。利点は3つ。

●ディレクターが一人で250名を相手にしているのではなく、各スタッフがほぼ全員、子ども達に混じって活動する。それによって、模範とする人が前のディレクターではなく、「友だち」感覚で隣に存在することになる。模範にする対象が距離的に近くなることで、習得に要する時間も大幅に短縮される。

●異常なテンションをスタンダードにして、子どもの感覚を塗り替える。とにかく、日本人は騒ぐのが苦手。でも、お構いなしにスタッフは異常な盛り上がりを見せる。それがスタンダードになってくると、今度は声を出さない方がマイノリティーに思えて来る。そのため、子ども達の声が底上げされる。
印象的だったのは、グループ名発表のとき、ディレクターが「赤」「青」「黄色」と名付けただけで、超歓声が上がるところ。冷静に見たら、「いや、グループ分けされただけだから…」と感じてしまうけど、舞台の子ども達はもうノリノリ!今なら何でも騒げちゃいそう。

●「ヒーロー」を目指す。子どもにとってスタッフは、「先生」ではなく、(前述と矛盾するけど)「友だち」でもなく、「ヒーロー」!こんなカッコよく隣で踊ったり、歌ったりされたら、いやでも憧れの対象になる。1点目の利点と、掛け合わせて、子どものモチベーション向上につながる。

(3)発散の心地良さ
台本がないことにより、思考<行動、長距離<短距離。よって、瞬間的な爆発力を発散できるようになり、その心地よさを子ども達が体感してくると、一種のトランス状態に入り、大きな声を出すことが可能になる。その印象は、大学の飲み会のよう(笑)コールをかけたり、それを飲む瞬間的な盛り上がりを、連続的につなげることで、継続的エネルギーを維持することを可能にする。
練習方法は極めてシンプル。台本もないし、言語も通じないので、「ラララ♪」「ヘイ!」などの歌、掛け声をリピートさせる。次にジェスチャーを交えてまたリピート。それで完成系が出来上がる。だからこそ、すぐに結果を体感できて、子どものやる気もみるみる上がっていく。



とにかく、パワフルさに圧倒されました。スタッフはみんな僕より若いんですねぇ(~_~;)
このまま児童センターのミュージカル練習にスライドするのは難しいけど、なんかうれしかったです。遠い異国の地でも、僕たちと同じように、子ども達を愛して、一緒に何か作り上げようとしている人たちがいる。それに勇気づけられたし、何より、子ども達の笑顔がとても印象的だった。
僕らのミュージカルは、まだ通し稽古を行っていないから、全体像や音楽に乗せた感じなんかを、子ども達はまだ体感できていないと思う。もう少し、待って!
めちゃくちゃ感動できるから。なんてったって、紘子さんの台本だもの(^-^)♪

01.20.20:32

進路学習「社会人に学ぶ」

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今年は中一★

本日、野田市立岩名中学校の進路学習「社会人に学ぶ」に行ってきました。昨年に引き続き、今年もお招きいただき、ありがとうございます<m(__)m>
簡単に言えば、職業座談会です!

※職業座談会とは…様々な職業の方々と中学生が直接かかわることによって、職業理解、延いては自分の将来像を描く手助けになることを目的としたもの。僕(漫画家)のほかにも調理師、クリエーター、看護師、幼稚園教諭、プロテニス選手など計6人がお見えになっていました。

前回は中学2年生を対象にしたものだったのですが、今回は中一。もともと、校内での座談会は、中一対象のカリキュラムで、中二は校外での現場体験学習なんですよね。それが、去年はインフルエンザの影響でできなかったので、イレギュラーで座談会にシフトしたわけです。

授業を受けてくれたみんな、ありがとうヽ(^。^)ノ
顔の描き方、覚えたかな??みんなうまくてびっくりしました☆
教頭先生に僕のマンガを何冊かお渡ししたので、興味があったら読んでみてください。

中一の頃、僕は何を考えて生きていただろう。
ん~…サッカーに、駅伝に、恋に、勉強に、本当に一生懸命だったなぁ。ほとんどテレビも観てなかった。頑張れば頑張るだけ、結果が付いてくる時期だから、頑張ることが楽しかったのかもしれないな。恋は実らなかったけど(笑)

さて、ひとつ、質問を紹介したいと思います。

「マンガ家になるために、今僕達がやった方がいいことってありますか?」

僕は即答しましたね。

「勉強です」

一斉に苦いため息(笑)正直すぎるぞ、君達(^_^;)
いやいや、つまり、「Why」を考えるのが重要だって話でした。なんで勉強するのかをちゃんと自分で考えて、納得して勉強する。「女の子にモテたい!」でも「あの高校に行きたいから!」でも、「理科がとにかく好き!」でも、なんでもいいんです。『ワンピース』の尾田栄一郎先生は、「あ、コレ使えるな!」のくり返しで勉強を楽しんでいたそうです。

道端の花の名前。
いじめられている奴の気持ち、いじめている奴の気持ち。
野球をやりたいのに、やれない奴の気持ち。
上履きを洗わない理由。
なんでもいい。

発見して、「感動」して。勉強すれば、感動できる幅も拡がるかもしれない。

何かを感じた心の動きを、大切にしてください。