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The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
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  • 04/20/23:15

02.11.11:14

13歳の手紙

先月1月20日に、野田市岩名中学校の「職業座談会」に「マンガ家」としてお招きいただき、1日講師をしてきました。まだ卵の僕に…恐縮です。そのお礼や感想の手紙が本日、僕の手元に届きました。本当にありがとうございます<m(__)m>
1月20日の記事⇒こちら

僕がポイントとして、リリースしたのは3つです。

(1)漫画家の仕事の流れ(展示物を回って説明)
(2)顔の描き方(体験学習)
(3)いちばんたいせつなこと(「Why?」と自問して、人の気持ちを考える。心の動き、「感動」を大切にする。)

手紙の内容を見てみると、みんな上記のいずれかをきちんと捉えていたので、やっと手応えを感じられました。よかった、よかった。それでは、13歳の素敵な想いたちを、少々ご紹介させていただきたいと思います。

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「他に感動したことは、何かを見るにしても、違う角度で見るということです。すごく勉強になりました」

「漫画を描くときは、その主人公の気持ちや色々なことを考えながら描いていくことを教えて頂きました」
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「考えたことは、マンガ家はただ絵が好きなだけでは、ダメということです。
三輪さんが最後に言った「感動」という言葉の意味は、とてもかっこよかったです。僕も普段の生活でも、いつも見ている物などの見方を変えて新たな視点から世の中を見ていきたいです。そして感じ方も変えてみたいです」

「一度退職し、漫画家をまた本格的に目指し、どうすればもっといい漫画を描けるかを考えてコンピューターを使ったりして、いろいろな新人賞をとっている三輪さんはすごいと思いました。
私は、人の気持ちを考えるのが苦手なので、人の気持ちを考えながら生活していきたいなぁと思いました」
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「僕は三輪さんが話していた「Why?」と思うことをやっていきたいと思います」

「あと、三輪さんに質問をしたときに、なんでディージェーっぽく話すんだろ~と思いました。
でも、三輪さんはその話し方の方がすてきです。理由は、三輪さんが話したときに、みんなが笑うからです」
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「そして、マンガ家は人を察する力が強いと知りました。相手はどうなったのか。相手はどう思ったのか。
いつも考えながら、学校生活をがんばっていきたいです」

「実は、僕の夢は漫画家です。なので、漫画家の先生が来てくださると分かったとき、本当に嬉しかったです。絵やストーリー、辛さなどについて教えてくださり、本当にありがとうございました」
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「三輪さんの中で、とても印象に残ったのは、『感動は悲しいだけじゃなくて、楽しいや、花をきれいだと思う気持ちも感動だよ』です。僕は感動という言葉の本当の意味をわかりました。
僕にはまだ夢がありません。いつか決まるその夢のため、感動したり、勉強したり、遊んだり、たくさんのことをしていきます」

「三輪さんの講義を伺い、一つの物に対する考えが変わり、色々なことをやってみたいと思いました。
もし、今後悩んだりしたら、三輪さんの言葉を思い出していきたいと思います」
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「普段、マンガを読む、TVでアニメを見ることはしなく、見るとしたら『ドランゴンボール』『ワンピース』ぐらいだと思います。なので、先生の言っていることがよくわからなくて、『あてられたらどうしよう』としか思っていませんでした。
けど、先生のしゃべるすべてが、とても大切だなぁと思いました。道に咲いている小さな花への感動。
私はあまりそういうところで感動などしなかったのですが、今はとても感動だらけです。
『空の型』『木の幹の音』『星のいち』、すべてに感動をしています」



なるべく、何か1つでも心に残るようなものをリリースしたい。それは作品づくりでも、普段の生活でも意識していること。それが万事うまくいくわけじゃないんだけど、意識を持ってやりたい。特に、みんなの貴重な時間をもらっているときは、なおさら。
たとえば、子ども相手に「静かにしなさい!」と注意するのと、「なぜ静かにしなくてはいけないのか」を考えさせるのとでは、残響が全然違う。及ばない想像領域を拡大するためのきっかけを与えてあげる。それだけで、彼らは自分で考え、答えを出してくれる。

「職業座談会」で重要なのは、「職業別の仕事理解」ではなく、その先の「何を感じるか」だと思います。結局、突き詰めて行けば「生き方」だったり、「姿勢」だったりする。それを感じれば、今度は今の自分に置き換えて考えられる。他人事じゃなくて、自分の命題になる。

13歳。
彼ら彼女たちの世界が、もっと拡がっていきますように…。
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