11.24.13:15
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07.10.02:10
夢
夢
自分自身を信じるしかないんだ
やめてしまえば
それまでなのだから
by ジャマール
自分自身を信じるしかないんだ
やめてしまえば
それまでなのだから
by ジャマール
NHKハイビジョンスペシャル『トップ・デザイナーはこう育てられる』(初回放送2001年)。
アントワープ王立芸術アカデミー・ファッション科。世界中から集まったクリエイターの若者たち、その創作に打ち込む姿を密着取材した番組だ。
アントワープ王立芸術アカデミー・ファッション科。世界中から集まったクリエイターの若者たち、その創作に打ち込む姿を密着取材した番組だ。
入学者は60名ほどで、進級試験でふるいにかけられ、卒業できるのはほんの1割程度。
技術不足に苦しむ者、自分の独創性を探す者、皆、先が見えない中で、ただ毎日自分を見つめ、同時に手を動かしてゆく。止まって考える時間はないのだ。
何が正解かわからなくなる。そもそも正解などないのかもしれない。
でも、どこかで自分を納得させなくては、その道は歩いていくにはあまりにも果てがなさすぎるように思える。
何が正解かわからなくなる。そもそも正解などないのかもしれない。
でも、どこかで自分を納得させなくては、その道は歩いていくにはあまりにも果てがなさすぎるように思える。
そんな取材の中、ある一人の若者が、インタビュアーに語った言葉。
「自分自身を信じるしかないんだ
やめてしまえば
それまでなのだから」
作業をしながら番組を流していた僕の目を留まらせたのは、
この「やめてしまえば」という表現だった。
「あきらめてしまえば夢は終わる」ではなく、
「やめてしまえばそれまでなのだから」。
「あきらめる」とか「あきらめない」とかの「気持ち」が先立つのではなく、
「やめる」か「やめない」かという「行動」が、重要だということだ。
そして、その果てない道を歩み続けるためには、「自分を信じる」しかないということだ。
そして、この言葉を、まさに彼は自分の作品に向かいながら、手を動かしながら話していたのだ。
そうだと思う。
僕らは手を止めたら、もう何もその先には生まれない。
その瞬間に止まる。
「手を動かせ
拠り所がないことなんてない
あなた自身が何よりの拠り所だ」
そんなふうに聴こえた。
正解も何もない中で、不思議と「これだ!」と思える瞬間がある。
手を動かそう。
やめてしまえばそれまでなのだから。
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