04.05.18:38
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10.14.00:26
仕上げ作業『逆光』
正直…苦戦してます。
たくさん要因はあるのですが、一番今回苦労しているのは、
デジタルの背景(写真を取り込んで加工するもの)と、アナログの背景(自分で描いたもの)を一緒の画面にしたときに違和感ないようにすること。
写真の輪郭線と、自分で描いた輪郭線は、どうしても違ったものになってしまうものなんですね。写真は詳細かつ正確なのに対して、手描きの背景はどうしてもそれに遅れをとってしまいます。輪郭線で「写真」と「手描き」を近づけるのが難しいのならば、何で近づけるか…。
これがトーンになるわけです。
※ちなみに「トーン」とは…一般にマンガを読むとき、グレーに見える部分(人物の影とか!)のことです。これは本当はグレーなのではなく、細かい幾つものドット(黒い点)の集まりなのですね。それが遠目からはグレーに見えるというわけです。これはマンガ雑誌が白と黒の2色で刷っているためです。トーンはそのドットの大きさ、密度によって何種類も存在しており、マンガ家なるもの、これを重ねたり、削ったりして効果的に使えるようにならなくてはいけないのであーる。
僕は人物の陰などは1つのトーンで処理しているのですが、背景写真を取り込むとPC上で大体3つのトーンで生成されてくるんですね。3つの異なる大きさのドットが重なることによって、より画面を立体的にしているのです。(『NANA』の背景とかは写真取り込みです)
ということは、もうお分かりでしょうか。
僕は今、その3つのトーンで形成された写真背景同様、3つのトーンの重ね張りを手描きの背景に加えているわけです!!これ、ホント大変なんです!!
たぶん、プロのアシスタントの方で得意の方も多くいらっしゃるのですが、僕がやるにはまだまだ試行錯誤のことが多くて時間ばかりかかります。
一番難しいのは光の当たり具合をきちんと頭の中でシュミレーションすることなんですね。
僕は普段風景などを見ていて、どこの部分が一番明るくて、どこの部分が暗くなるのかなど意識するようにしています。それでも、いざ描いてみるとなかなかどうして…。
そんなこんなで、仕上げ作業はなかなか進行が良くない状況です。
しかし、今回はとても画面がきれいになる予定です!!
前作の『Marie』を読んでくださった方は是非、読み比べてほしいです!
まったく作風が変わってしまったみたいな感じを受けるかもしれません。
それほど、『Marie』のときとは仕上がり具合に差が出ている実感が、描いていてあります。。。
とにかく、このトーン技術、もっとアップしたいです!
09.29.23:16
演出『逆光』
さて、今回お話するのは、鋭意執筆中の『逆光』の演出についてです。
まずは「演出」ってなぁに???
普通のマンガ制作ではあまり聞かれない言葉かもしれません。
もちろん、僕らが専門学生だった頃も授業などでも扱われなかったところだと認識しています。
「演出」とは演劇やドラマ、映画などで使われる用語ですね。つまり、「どう見せるか」!
わかりやすく言えば、同じシャイクスピアの作品をその都度、どのように演出し、テーマに合った作品に仕上げるか…を考える仕事のことです。
さて、では今回の『逆光』の演出のポイントは…。
09.18.20:30
テーマ『逆光』
さて、今回は『逆光』のテーマについてお話したいと思います。
大きなテーマは「希望―」
…この言葉を聞いてくすぐったくなった方いらっしゃいますか??恥ずかしいくらいの言葉ですよね。
もっと言うと…「愛と勇気と希望と夢」
…なんだかアンパンマンみたいな歌になってきました。
そんな言葉を子ども時代、僕らは何度も聞いてきたはずなのに、大人になるとどこか痒くなってしまうのはなぜなんでしょうね。
でも、大人たちはみんなこの言葉たちを子どもに聞かせるのですね。
僕は子ども時代、この言葉達がずっと宙に浮いていたような気がします。つまり実感がなかった。
皆さんはどうですか? 今になって、その言葉達が本当に大切で、実感があるからこそ、
僕は口にすると少し、照れてしまうのかもしれません。
でも…いつか僕に子どもができて、その言葉達を聞かせるのならば…
そのときは…
そのときは、その言葉をちゃんと“信じている”大人でありたい。
清司「じゃなきゃ、僕はもう…」
そんなことを思いながら、この作品を描いています。
社会人の、大人の方々に何か感じてもらえるような作品になればと思って、今日も絵を描いています。
次回は、『逆光』の今回試みている演出についてお話できればと思います!
09.07.23:25
構想 『逆光』
と想像したことがあるのではないでしょうか。
「そして、私は日常から逆行した」
これだけで、次回作の広告を作ってしまいました

ごめんなさい。。。
ただ、サラリーマンを主人公にした物語は絶対に描きたいと思っていたので、最近の僕のモチーフである『記憶』というテーマと併せて物語を作りました。ネームにかなり時間を要しました。もう何が正解なのか分からなくなり、自信喪失の毎日でしたが、なんとかネームを仕上げました。
さて、ここで物語の概要を少しだけ…。
主人公は家庭でも仕事でもうまくいかない40手前のサラリーマン。
ある日、通勤途中の事件をきっかけに、彼はふいに下りの電車に乗り込みます。
たどり着いたのは生まれ故郷の町。
そこで彼は不思議な少年と猫と共に、「希望の丘」を目指すことになります。
自分の宝物を埋めると、願い事が叶うという“希望の丘”―
主人公は小学校4年生のとき、確かにそこに何かを埋めたのです。
しかし、何を埋めたのか思い出せない。
今の彼にはもう、埋める宝物なんてありませんでした。
今の自分になくて、あの頃の自分にあったものとは何だったんだろう。
それを知ることが、今の自分を知ることにつながるのでは―
実はこの物語を描くために、実際に上りの電車に乗って、途中で下りの電車に乗り換えたりして主人公の気持ちを考えました。舞台となる田舎町を探していて、成田まで視野に入れていたのですが、途中の「天王台」という駅で咄嗟に降りてしました。
そこは僕の生まれ育った故郷でした。
こんなところに「希望の丘」のモチーフになりそうな場所なんてあるのかなぁ、と不安になりながらも、高台へ高台へ歩いて行くと…なんと!この作品とすべてがリンクし始めたんです。
なので、この作品に出てくる場所はすべて実在するところとなっています。
では、これから下書きに入りたいと思います!
ん~~~……50ページ!!(前回『Marie』32ページ)
頑張ります。
次回は『逆光』のテーマについてお話できればと思います!
08.23.03:26
【夏の跡】COMITIA89 無事終了!
本日、『The Ropes~平成の常盤荘~ 4/5 Vol.1』をCOMITIA89にて発行させて頂きました
まずはたくさんの方に感謝を述べたいと思います。
ご来場し、僕らの本を手に取ってくださった方々、本当にありがとうございます!!ご感想ご意見、何でも結構なので、お声を頂けると幸いです。
メンバーへ
2月のCOMITIAで予告編を出してから約6か月だね。
長かった…。そして上手くいかないこともたくさんあったね。
ごめんなさい。そしてありがとう!
でも、今日、会場で僕は思いました。
ひとりでも、僕らの何かを感じてくれる人がいるならば、
僕らが描く理由はもう十分すぎるほどあるのかもしれないって
これからもがんばっていけるね、俺たち
プロデュース部のみんなへ
The Ropesは「マンガ家の卵部門」と「プロデュース部」に分かれているんです。
「マンガ家の卵部門」は文字通り作品作成~製本まで行います。
「プロデュース部」はHP作成・運営、広報、制作インタビュー、イベント当日の売り子などを担っています。
なので、The Ropesはプロデュース部なしでは存在できないんですね。
そしてそれを運営しているのは若い大学生だったりするわけです。今回は大学1年生が3人手伝ってくれました。忙しい中、本当によくやってくれたと思います。君たちがいなかったらできなかったことがたくさんあります。
是非、彼らが手掛けた、HPに掲載中の『Marie』制作者インタビューもご覧ください。
応援してくれているたくさんの人たちへ
今回、イベント・HPの完成をご案内したところ、実にたくさんの方々からメールを頂きました。
本当に自分は「たくさんの人たちに支えられているなぁ」って…ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。
おもしろかったのはみんな「おめでとー」って来るんですね(笑)
それは多分、僕が夢へと走り出したことへの祝辞みたいなものだと思うんですが、
これまでの僕の葛藤を話していない人達からも来る。
人の気持ちをわかってあげられるひとって素敵ですね
僕もそんな人間になりたいです
さて、今回の挿入画との関連性ですが、テーマは『夏の跡』です。
近くの小学校のバスケゴールを水彩で描いたものです。
たくさんの人がきっとこのゴールに向かって何度もボールを投げたんですね。
このゴールを見たとき、これってなんか夏の僕らに似ているなって思ったんです。
なんとなく。
そして誰もいなくなった校庭でこのゴールを見上げたとき
「あぁ、夏が終わる」って思ったんです。
なんとなく。
COMITIA89はたくさんの想いが詰まったものになりました。
次回は11月
もっともっと頑張って、皆さんに応援してもらえるような作品、そして人間になりたいと思いますので
何卒温かい目で見守って頂けると幸いです!!