11.23.11:24
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10.14.00:26
仕上げ作業『逆光』
ペン入れが終わり、現在はPCでの仕上げ作業に入っているのですが…
正直…苦戦してます。
たくさん要因はあるのですが、一番今回苦労しているのは、
デジタルの背景(写真を取り込んで加工するもの)と、アナログの背景(自分で描いたもの)を一緒の画面にしたときに違和感ないようにすること。
写真の輪郭線と、自分で描いた輪郭線は、どうしても違ったものになってしまうものなんですね。写真は詳細かつ正確なのに対して、手描きの背景はどうしてもそれに遅れをとってしまいます。輪郭線で「写真」と「手描き」を近づけるのが難しいのならば、何で近づけるか…。
これがトーンになるわけです。
※ちなみに「トーン」とは…一般にマンガを読むとき、グレーに見える部分(人物の影とか!)のことです。これは本当はグレーなのではなく、細かい幾つものドット(黒い点)の集まりなのですね。それが遠目からはグレーに見えるというわけです。これはマンガ雑誌が白と黒の2色で刷っているためです。トーンはそのドットの大きさ、密度によって何種類も存在しており、マンガ家なるもの、これを重ねたり、削ったりして効果的に使えるようにならなくてはいけないのであーる。
僕は人物の陰などは1つのトーンで処理しているのですが、背景写真を取り込むとPC上で大体3つのトーンで生成されてくるんですね。3つの異なる大きさのドットが重なることによって、より画面を立体的にしているのです。(『NANA』の背景とかは写真取り込みです)
ということは、もうお分かりでしょうか。
僕は今、その3つのトーンで形成された写真背景同様、3つのトーンの重ね張りを手描きの背景に加えているわけです!!これ、ホント大変なんです!!
たぶん、プロのアシスタントの方で得意の方も多くいらっしゃるのですが、僕がやるにはまだまだ試行錯誤のことが多くて時間ばかりかかります。
一番難しいのは光の当たり具合をきちんと頭の中でシュミレーションすることなんですね。
僕は普段風景などを見ていて、どこの部分が一番明るくて、どこの部分が暗くなるのかなど意識するようにしています。それでも、いざ描いてみるとなかなかどうして…。
そんなこんなで、仕上げ作業はなかなか進行が良くない状況です。
しかし、今回はとても画面がきれいになる予定です!!
前作の『Marie』を読んでくださった方は是非、読み比べてほしいです!
まったく作風が変わってしまったみたいな感じを受けるかもしれません。
それほど、『Marie』のときとは仕上がり具合に差が出ている実感が、描いていてあります。。。
とにかく、このトーン技術、もっとアップしたいです!
正直…苦戦してます。
たくさん要因はあるのですが、一番今回苦労しているのは、
デジタルの背景(写真を取り込んで加工するもの)と、アナログの背景(自分で描いたもの)を一緒の画面にしたときに違和感ないようにすること。
写真の輪郭線と、自分で描いた輪郭線は、どうしても違ったものになってしまうものなんですね。写真は詳細かつ正確なのに対して、手描きの背景はどうしてもそれに遅れをとってしまいます。輪郭線で「写真」と「手描き」を近づけるのが難しいのならば、何で近づけるか…。
これがトーンになるわけです。
※ちなみに「トーン」とは…一般にマンガを読むとき、グレーに見える部分(人物の影とか!)のことです。これは本当はグレーなのではなく、細かい幾つものドット(黒い点)の集まりなのですね。それが遠目からはグレーに見えるというわけです。これはマンガ雑誌が白と黒の2色で刷っているためです。トーンはそのドットの大きさ、密度によって何種類も存在しており、マンガ家なるもの、これを重ねたり、削ったりして効果的に使えるようにならなくてはいけないのであーる。
僕は人物の陰などは1つのトーンで処理しているのですが、背景写真を取り込むとPC上で大体3つのトーンで生成されてくるんですね。3つの異なる大きさのドットが重なることによって、より画面を立体的にしているのです。(『NANA』の背景とかは写真取り込みです)
ということは、もうお分かりでしょうか。
僕は今、その3つのトーンで形成された写真背景同様、3つのトーンの重ね張りを手描きの背景に加えているわけです!!これ、ホント大変なんです!!
たぶん、プロのアシスタントの方で得意の方も多くいらっしゃるのですが、僕がやるにはまだまだ試行錯誤のことが多くて時間ばかりかかります。
一番難しいのは光の当たり具合をきちんと頭の中でシュミレーションすることなんですね。
僕は普段風景などを見ていて、どこの部分が一番明るくて、どこの部分が暗くなるのかなど意識するようにしています。それでも、いざ描いてみるとなかなかどうして…。
そんなこんなで、仕上げ作業はなかなか進行が良くない状況です。
しかし、今回はとても画面がきれいになる予定です!!
前作の『Marie』を読んでくださった方は是非、読み比べてほしいです!
まったく作風が変わってしまったみたいな感じを受けるかもしれません。
それほど、『Marie』のときとは仕上がり具合に差が出ている実感が、描いていてあります。。。
とにかく、このトーン技術、もっとアップしたいです!
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