11.25.07:43
[PR]
09.07.23:25
構想 『逆光』
電車で通勤していると、誰もが一度は
「もしここで下りの電車に乗り込んだら…」
と想像したことがあるのではないでしょうか。
多分に漏れず、僕も企業に勤めているとき、ふとこのフレーズが浮かびました。と想像したことがあるのではないでしょうか。
「そして、私は日常から逆行した」
これだけで、次回作の広告を作ってしまいました
ごめんなさい。。。
ただ、サラリーマンを主人公にした物語は絶対に描きたいと思っていたので、最近の僕のモチーフである『記憶』というテーマと併せて物語を作りました。ネームにかなり時間を要しました。もう何が正解なのか分からなくなり、自信喪失の毎日でしたが、なんとかネームを仕上げました。
さて、ここで物語の概要を少しだけ…。
主人公は家庭でも仕事でもうまくいかない40手前のサラリーマン。
ある日、通勤途中の事件をきっかけに、彼はふいに下りの電車に乗り込みます。
たどり着いたのは生まれ故郷の町。
そこで彼は不思議な少年と猫と共に、「希望の丘」を目指すことになります。
自分の宝物を埋めると、願い事が叶うという“希望の丘”―
主人公は小学校4年生のとき、確かにそこに何かを埋めたのです。
しかし、何を埋めたのか思い出せない。
今の彼にはもう、埋める宝物なんてありませんでした。
今の自分になくて、あの頃の自分にあったものとは何だったんだろう。
それを知ることが、今の自分を知ることにつながるのでは―
実はこの物語を描くために、実際に上りの電車に乗って、途中で下りの電車に乗り換えたりして主人公の気持ちを考えました。舞台となる田舎町を探していて、成田まで視野に入れていたのですが、途中の「天王台」という駅で咄嗟に降りてしました。
そこは僕の生まれ育った故郷でした。
こんなところに「希望の丘」のモチーフになりそうな場所なんてあるのかなぁ、と不安になりながらも、高台へ高台へ歩いて行くと…なんと!この作品とすべてがリンクし始めたんです。
なので、この作品に出てくる場所はすべて実在するところとなっています。
では、これから下書きに入りたいと思います!
ん~~~……50ページ!!(前回『Marie』32ページ)
頑張ります。
次回は『逆光』のテーマについてお話できればと思います!
PR
- トラックバックURLはこちら