08.14.01:35
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11.03.20:31
『ハーメルン2009』終演
11月1日(日)アミュゼ柏にて豊四季台児童センター主催
ミュージカル『ハーメルン2009』が無事公演を終えました。
インフルエンザの影響でほとんど練習にメンバーが揃わないまま、一時は中止の声も上がりました。最終リハでも不安を抱えたまま本番を迎えたわけですが、幕が上がれば、奇跡のような出来栄えで、途中で泣いてしまいました。
忙しい中、観に来てくれた方々、本当にありがとうございました。
主に小学生中心で構成されているメンバーは、中学・高校になると、受験や部活動などでミュージカルへの参加が厳しくなります。
よって、この11月公演を最後に卒業していくメンバーが多いのです。
今回も例年のようにこの『ハーメルン2009』で卒業していった子ども達がいました。
もちろん第1作目から出ている子もそこにはいるわけで、
その子は練習の最終日、みんなに手紙を配っていました。
「みわ兄ちゃんへ
…本当にこのミュージカルの日が天国のように楽しかったです…」
本番、僕が上手袖幕後ろで舞台を覗いていると、反対の下手袖幕後ろ側で出番を待つ子ども達が目を擦っているのが見えました。何度も何度も擦るものだから、涙なんか見えなかったけど、泣いていることはわかりました。
そんな想いがたくさん乗った舞台を自分の失敗で台無しになんかできません。
感動と同時に燃えてきました。
僕は役者の経験がほとんどありません。
学生時代も役者に口出しはするくせに、自分は演者の経験はなかったのです。
自分の中のビジョンを具現化するということは、絵でも演技でも同様に難しい。
ただ、身体表現には熱が発生します。
“本当の気持ち”が伝わるのです。
客観的評価では大したことないかもしれないけど、本番の僕は自分でも、
かなり熱が入っていて、自然に台詞が出てきたような気がします。
なんとか、セーフだ!!と思いながら、自分の出番を終え、ラストシーンの合唱を待ちました。
『愛を信じて』
なにかが変わった 僕にはわかる
あの子が笑っている 帰ってくる
やさしい夕暮れ 心を染めて
すべてが幸せ色に染まるひととき
信じあうこと 思いやること
あなたと私の中に絆が生まれる
いいたいことがココロにあふれる
わかって欲しいんだ この気持ちを
あなたのことが大好きよ
生まれてきてくれたこと 本当にありがとう
信じあうこと 思いやること
あなたと私の中に絆が生まれる
信じあうこと 思いやること
世界を包むハーモニー 闇を照らす
僕らは幾度となく「ありがとう」と「さよなら」を繰り返して行くけど
多分ずっと繋がっていける。
「受験終わったら帰ってきます」
「高校生になっても絶対きます」
その言葉達が、また僕に「ここで頑張ろう」って思わせてくれるんだよ。
10.31.12:09
『The Ropes ~平成の常盤荘~ 1/5 Vol.2』 無事入稿!
今回も御茶ノ水にある「日光企画」さんにお世話になりました。
前回よりも、僕らも少し慣れたので、スムーズに行きました。
その後、木村寧都宅にて鈴木よみしと天駆児渉とキムチ鍋をやりました。
なんだか学生時代を思い出しました。写真は締めのうどんです。
寧都は学生時代から一人暮らしだっため、よく僕らの溜まり場になっていました。思えば鍋ばかりやっていた気がします。
そして100%の確率で天駆児が吐いていた気がします 笑
あの頃はただただバカな話を繰り返して、泣き笑いしていたものだけど、
最近の僕らはちょっぴりマンガの話で盛り上がったりしています。もちろん、制作について。
同じメンツで同じ場所で、同じキムチ鍋をやっているのになんだか少し違うのが、嬉しかったりします。
ちなみに僕は餃子大好きなので、キムチ鍋にももちろん餃子をたんまり入れました。3袋。
軽く20個以上は食べた気がします。ふー。
今日は明日公演のミュージカル『ハーメルン』のリハーサルです!
気合入れて行ってきます!!
10.27.16:01
11月25日 ASKA クリスマスカバーミニアルバムリリース!
待望のASKAのニューアルバムがもうすぐ出ます!
『Standard』
―収録曲―
1.Smile
2.The Christmas Song
3.世界にMerry X'mas(Standard)
4.Stardust
5.Good Night
楽しみー!楽しみー!!
そうなんです。僕はCHAGE&ASKAの大ファンなのです!
世代的には少し、ズレているので、同い年や年下のファンの方にはほとんど会ったことがありません。
でも、かなり好きだと思います。アルバムとかは廃番になったもの以外はほとんど揃えているし!
よく、「影響を受けたマンガ家さんとかいますか?」という質問をされると…
僕は「あだち充さん」とか「青山剛昌さん」とか答えていますが、厳密に言うとそれは絵柄や演出であって、
本当の意味で世界観の影響は間違いなくASKAさんだと思っています。
初めての出会いは中学3年生。
長い辛い片想いをしていたとき、自分の持っているCDに飽き飽きしてしまい、
家の中を漁っていると…親父のものと思われるCHAGE&ASKAのアルバムが…
それこそ
珠玉の名盤『Brother Sun』でした。
その中の一曲…『めぐりあい』のメロディと歌詞に度肝を抜かれ、
ミスチル至上主義の僕はあっけなく、CHAGE&ASKA至上主義へと転換したのでした。
さて、ここで『めぐりあい』のサビの歌詞を…
恋で泣かした人と恋で泣かされた人
同じ罪を振り分けてもいいね いいね
乗り遅れたバスを見送る人を見よう
ふたりここで揺られながら
同じ罪を振り分けてもいいね…って歌詞に14歳の僕は救われたのでした。ちゃんちゃん♪
今回のアルバムの注目は何と言っても3曲目の『世界にMerry X'mas』でしょう!
これは1992年CHAGE&ASKA『GUYS』に収録されている壮大なクリスマスソングなんですね。
超名曲です!!
それにしても、ASKAはソロとしてこれまで決してCHAGE&ASKAの歌は歌ってきませんでした。
それはやっぱり、2人と1人のときとの表現の武器も違うし、ソロはソロとしての味を出していたからですが、
先日のWalkツアーでは『SAY YES』まで歌ってしまっている有様。どうしたことか!?
それはCHAGE&ASKAでしか歌わないのでは?…
「…と考えていること自体、自分を狭めてしまっている」と、
ASKAはインタビューで話しています。
そう、今このとき感じたものを感じたままに表現すること
これが大事なんだってことですね。
マジ大賛成です!!
The Ropesの3Heartsにも入っている「What I am」の理念と一緒です!!
決して現在、CDの売れ行きがいいわけではありません。
でも、僕は一生彼の歌を聴き続けるし、追いかけます!!
すみません、アツくなりました…。
せっかくブログも始めたので、この機会にCHAGE&ASKAファンの方々ともお近づきになれたらと思って書いちゃいました。すみませんでした~(ペコリ)
10.25.08:03
『逆光』完成!
9月、10月…。思えば辛い2か月だったような気がします。
マンガ制作に、結婚式のビデオ編集、ミュージカル練習…。時間的に忙しいというのは全然平気だし、むしろそのどれもが僕にとってとても意義のあるものだったから…ある意味、忙殺されて救われていた部分の方が多かったかも。
一生後悔するだろうなってことが最近あって、
本当に夜とか眠れなくなっちゃって、何をやっていても、そのことばかり考えてました。
あだち充さんの『H2』を全巻読み返したり、意味のないところで号泣したり…
誰かが恋しくて、一人の時間がとても苦しかったです。
これじゃダメだ!と思って夜、近所を1時間くらい走ってみたりしたけど、案の定2日後に筋肉痛が来るだけであまり変わらなかった。
「後悔のない生き方なんかできないくせに
後悔のないように生きようって思う」
学生時代、自分の放った言葉が今になって重かった。
変わらなくちゃいけないなぁ…。
最低だ、俺…。
そんな日々を送っているところに、中学時代からの親友が8年勤めた会社を辞めて地元に戻ってきた。
高校時代は学校こそ別々だったものの、僕らはその青春のほとんどを共に過ごした。
僕がお昼に台所に立つと、ソイツから電話。
「ラーメン食べに行こう」
ちょうどラーメンの袋を開けようとした手を見つめながら何日かぶりに笑えた。
それから友人の親父さんのお通夜があって、久し振りに会う友達の声に救われたり、
自分よりもっと辛い思いをしている友達を見たら、自分の小ささにまた笑えた。
―前を向いて生きよう。
それでも、体がなかなか言うことを聞いてくれなくて…
ベッドの上の時間が多くなっていた頃…
一本の電話…
朦朧とした意識の中、それでも誰からの電話か確信があった。
―やっときた。
講談社からだった。
内容は『Marie』が月刊イブニング、ゆうきまさみ賞1次選考を通過!
飛び跳ねるほど嬉しかったというより、膝の力が抜けるほど安堵したって方が正確かも。
これをブログで話したら、獲れなかったときメチャ格好悪いじゃん!とも思ったけど、
それならそれで真摯に受け止める不思議な余裕が今は生まれている気がする。
ダメなら、なぜダメか…どう直すか。
それって作品じゃなくて、今の自分自身に言えることだからだと思います。
まだまだダメダメな自分、未熟で、最低な自分…
『逆光』はそんな26歳の自分に対する、ある意味、メッセージ性の強い作品に仕上がったんじゃないかなって思います。
よし!まずは11月1日(日)ミュージカル『ハーメルン』!!
今日は最後の練習日!子どもたちに負けないように頑張るぞ!!
☆★お知らせ★☆
(1)来たる11月15日のCOMITA90に、Vol.2を発行致します。
COMITIA90
日時:2009年11月15日(日)11:00~15:30
場所:東京ビックサイト
団体名:The Ropes~平成の常盤荘~
スペース:は‐09b
新刊:『The Ropes~平成の常盤荘~ 1/5 Vol.2』(¥500)読み切り1作品、全50ページ
―収録作品―
三輪亮介『逆光』
当日は私、三輪は友人の結婚式のため会場にはおりませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。
また、前作Vol.1収録の『Marie』が現在講談社出版「月刊イブニング」ゆうきまさみ賞
1次選考を通過しています。11月半ばに結果は改めてご報告させて頂きますが、万が一
受賞した場合、著作権が講談社に帰属しますので私どもからの販売はストップさせて頂き
ます。ご了承ください。
(2)来たる11月1日(日)ミュージカル『ハーメルン』上演
柏っていい街だよ。ここで生まれてよかった、住んでよかったと感じられる街になったら
いいなぁ~の想いから始まったこのミュージカル。台本・演出・音楽・衣装・美術など、
すべてボランティアが力を合わせて作り上げた作品です。演じるのは柏の子どもたち!
暖かい人の輪から、小さな幸せと喜びを込めて贈る「児童センターミュージカル」第8作!
私、三輪は今回役者として参加させて頂いております。お時間ある方は是非ご覧頂ければ
と思います。
日時:2009年11月1日(日)
開場:午後1時30分
開演:午後2時
入場無料
場所:アミュゼ柏 クリスタルホール
http://kiuchi.jpn.org/kita/k_amu.htm
10.14.00:26
仕上げ作業『逆光』
正直…苦戦してます。
たくさん要因はあるのですが、一番今回苦労しているのは、
デジタルの背景(写真を取り込んで加工するもの)と、アナログの背景(自分で描いたもの)を一緒の画面にしたときに違和感ないようにすること。
写真の輪郭線と、自分で描いた輪郭線は、どうしても違ったものになってしまうものなんですね。写真は詳細かつ正確なのに対して、手描きの背景はどうしてもそれに遅れをとってしまいます。輪郭線で「写真」と「手描き」を近づけるのが難しいのならば、何で近づけるか…。
これがトーンになるわけです。
※ちなみに「トーン」とは…一般にマンガを読むとき、グレーに見える部分(人物の影とか!)のことです。これは本当はグレーなのではなく、細かい幾つものドット(黒い点)の集まりなのですね。それが遠目からはグレーに見えるというわけです。これはマンガ雑誌が白と黒の2色で刷っているためです。トーンはそのドットの大きさ、密度によって何種類も存在しており、マンガ家なるもの、これを重ねたり、削ったりして効果的に使えるようにならなくてはいけないのであーる。
僕は人物の陰などは1つのトーンで処理しているのですが、背景写真を取り込むとPC上で大体3つのトーンで生成されてくるんですね。3つの異なる大きさのドットが重なることによって、より画面を立体的にしているのです。(『NANA』の背景とかは写真取り込みです)
ということは、もうお分かりでしょうか。
僕は今、その3つのトーンで形成された写真背景同様、3つのトーンの重ね張りを手描きの背景に加えているわけです!!これ、ホント大変なんです!!
たぶん、プロのアシスタントの方で得意の方も多くいらっしゃるのですが、僕がやるにはまだまだ試行錯誤のことが多くて時間ばかりかかります。
一番難しいのは光の当たり具合をきちんと頭の中でシュミレーションすることなんですね。
僕は普段風景などを見ていて、どこの部分が一番明るくて、どこの部分が暗くなるのかなど意識するようにしています。それでも、いざ描いてみるとなかなかどうして…。
そんなこんなで、仕上げ作業はなかなか進行が良くない状況です。
しかし、今回はとても画面がきれいになる予定です!!
前作の『Marie』を読んでくださった方は是非、読み比べてほしいです!
まったく作風が変わってしまったみたいな感じを受けるかもしれません。
それほど、『Marie』のときとは仕上がり具合に差が出ている実感が、描いていてあります。。。
とにかく、このトーン技術、もっとアップしたいです!