11.23.10:35
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11.03.20:31
『ハーメルン2009』終演
11月1日(日)アミュゼ柏にて豊四季台児童センター主催
ミュージカル『ハーメルン2009』が無事公演を終えました。
インフルエンザの影響でほとんど練習にメンバーが揃わないまま、一時は中止の声も上がりました。最終リハでも不安を抱えたまま本番を迎えたわけですが、幕が上がれば、奇跡のような出来栄えで、途中で泣いてしまいました。
忙しい中、観に来てくれた方々、本当にありがとうございました。
主に小学生中心で構成されているメンバーは、中学・高校になると、受験や部活動などでミュージカルへの参加が厳しくなります。
よって、この11月公演を最後に卒業していくメンバーが多いのです。
今回も例年のようにこの『ハーメルン2009』で卒業していった子ども達がいました。
もちろん第1作目から出ている子もそこにはいるわけで、
その子は練習の最終日、みんなに手紙を配っていました。
「みわ兄ちゃんへ
…本当にこのミュージカルの日が天国のように楽しかったです…」
本番、僕が上手袖幕後ろで舞台を覗いていると、反対の下手袖幕後ろ側で出番を待つ子ども達が目を擦っているのが見えました。何度も何度も擦るものだから、涙なんか見えなかったけど、泣いていることはわかりました。
そんな想いがたくさん乗った舞台を自分の失敗で台無しになんかできません。
感動と同時に燃えてきました。
僕は役者の経験がほとんどありません。
学生時代も役者に口出しはするくせに、自分は演者の経験はなかったのです。
自分の中のビジョンを具現化するということは、絵でも演技でも同様に難しい。
ただ、身体表現には熱が発生します。
“本当の気持ち”が伝わるのです。
客観的評価では大したことないかもしれないけど、本番の僕は自分でも、
かなり熱が入っていて、自然に台詞が出てきたような気がします。
なんとか、セーフだ!!と思いながら、自分の出番を終え、ラストシーンの合唱を待ちました。
『愛を信じて』
なにかが変わった 僕にはわかる
あの子が笑っている 帰ってくる
やさしい夕暮れ 心を染めて
すべてが幸せ色に染まるひととき
信じあうこと 思いやること
あなたと私の中に絆が生まれる
いいたいことがココロにあふれる
わかって欲しいんだ この気持ちを
あなたのことが大好きよ
生まれてきてくれたこと 本当にありがとう
信じあうこと 思いやること
あなたと私の中に絆が生まれる
信じあうこと 思いやること
世界を包むハーモニー 闇を照らす
僕らは幾度となく「ありがとう」と「さよなら」を繰り返して行くけど
多分ずっと繋がっていける。
「受験終わったら帰ってきます」
「高校生になっても絶対きます」
その言葉達が、また僕に「ここで頑張ろう」って思わせてくれるんだよ。
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