11.23.07:37
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08.10.00:33
COMITIA93告知!
2010年8月29日(日)
東京ビックサイトにて新作マンガを発行致します。
イベント名:COMITIA93
公式HP↓↓↓
http://www.comitia.co.jp/
日時:2010年8月29日(日)11:00~15:30
場所:東京ビックサイト西2ホール
団体名:The Ropes~平成の常盤荘~
スペース:せ‐20a
祝・1周年記念特大号!
新刊:『The Ropes~平成の常盤荘~ 3/5 Vol.5』(¥1,000)
読み切り3作品、連載1作品の全138ページ
―収録作品―
浅葱蓮『ちよことれいと。』
三輪亮介『BLUE・BLUE・BLUE』
鈴木よみし『氷菓ヒーロー』
三輪亮介『ひまわり』
1年―
Vol.1と比べてメンバーの成長が手に取るようにわかる作品群。浅葱蓮はキャラの心情変化、鈴木よみしは簡略化、僕は画面の見やすさ。描けば描くほど、自分の未熟さに打ちのめされて…、それでも描いた1年。それでも描いていこうと思えた1年―。
1年を通して、またひとつ、マンガへの想いが募った1冊になったと思います。
↓↓↓↓作品概要はこちらから↓↓↓↓
いつか僕らがグレーになる頃に
青の章『BLUE・BLUE・BLUE』
黄の章『ひまわり』
07.24.16:10
ひまわり④
仕上げ終わり!
随分仕上げ作業に時間がかかってしまいました。映画ばっか観ていたわけじゃないんです。 友だちの結婚式の2次会の幹事頼まれちゃって、ウェルカムボードやら、ビデオ制作やらが重なって少しテンパってたんです。
でも、無事、本日あとがきまで終えることができました!
よかった、よかった。
Vol.1から1年
そうなんです。僕が会社を辞めて描いた最初の作品『Marie』から、ちょうど1年経つんです。そう考えてみると、今回は以前の2倍のペースで2作品描いているわけだから、それなりに成長はしているんじゃないかなーと感じます。
頭の中の想像力をもっと信じていい。
前回のVol.4『BLUE・BLUE・BLUE(前篇)』はかなり迷走してました。描きたいものを描いているつもりなのに、どこか違う…。違和感が抜けない。それってきっと、誰かの真似をしようとしていたからなんですよね。勿論、いい技術はどんどんパクッていいと思うんですけど。無理しすぎると、結局自分の手じゃないみたいに思えてきて、うまく描けない。結構落ち込んだし、悩みました。
けど、『ひまわり』で吹っ切れた感があります。いつもなら描く前に自分の技量と相談しちゃうんです。この背景描けるかなぁ…とか、この構図取材無理なんじゃ…とか。そうすると、現実世界からはみ出ないんですよね。情景が心情を演出できない。要は取材に頼りすぎていたんです。頭の中の想像力をもっと信じていい。
だから今回は取材行かなかったんです。ほとんど、近所の背景が頭にあったし、勿論写真も参考にしたけど、あくまで参考程度。そしたらスッと手が軽くなった。
1年という成長を感じてもらえるような作品になったと思います。
是非、『Marie』からの僕の1年を感じて頂きたいと思います。
講談社「イブニング」新人奨励賞受賞作品 三輪亮介『Marie』(2009.08.23) |
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07.10.07:33
ひまわり③
ペン入れ終わりっ!
丸6日。ペン入れが一番肩がこります。緊張するんですよね。
下書きがうまくいっていればいるほど・・・。
特に大きな絵で、長い線を描くときは緊張します。
線が曲がらないかなぁ、とか。はみ出さないかなぁ、とか。
左画像、右下の人物の髪とかも緊張しました。
これから消しゴムをかけるわけですが、32ページに消しゴムをかけると、MONO消しゴムが丸々1個なくなるんです。マジで。
消しゴムが1時間のうちに消えるなんて、まずマンガの消しゴムかけくらいでしょう。マジで疲れます。
純司の葛藤(裏設定)
僕らは誰かと比べることでしか自分を確認できない。
相対を置かなくちゃ、自分が生きているのか、死んでいるのかも分からない。喜びを知るには苦しみを、現実を知るには幻想を、平和を知るには戦争を知らなくてはならない。
主人公の純司は、腕っ節の強い大輔・頭のいい直樹のそばで、自分を確認せざるを得なかった。確認させられる度に、遠く及ばない自分が情けなくなり、コンプレックスになり、そしていつからか2人への「憧れ」は強い「嫉妬」に取って代わった。
その強い嫉妬心は、純司の並々ならぬ努力の原動力となる。
純司は勉強した。直樹よりも頭が良くなるために。体も鍛えた。大輔よりも強くなるために。
超えたら、次はそれを誇示したくなる。誰かに認めてもらいたくなる。
「君はすごい」「きみは努力したんだね」
その言葉を他の誰でもない、大切な美幸に言ってほしかった。
けど、美幸の視線の先にはいつも3人が一組でいて、決して純司1人には注がれない。
僕ひとりでいいじゃないか。僕を見てよ!
力を誇示しようとすると、誰かを打ちのめさなくてはならない。
でも、誰かを傷つける人を、いったい誰が愛してくれると言うんだろう。
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基本、読み切りでは、最初に出したアイテムをラストにもう一度持ってきて、物語を収束させたいと僕は思っています。けど、そのアイテムがきちんと作品のテーマや感情などを含有していないといけません。
ってな、感じです。さて、「ひまわり」がどう絡んで、どう収束するのでしょう。。。
07.04.21:45
ひまわり②
下書き完了
新作の『ひまわり』の下書きが今終わりました。大体1日4ページで進めていると、9時から描き始めたとして19時~23時くらいでノルマを達成します。複雑な絵の有無によって、終りの時間にこれくらいの幅が生まれます。(トラック・自転車・病室の俯瞰。いや、マジ面倒なんです。)
出来栄えはいかに!?
=====物語の概要=====
1人で生きたい―
小学生の頃、小川純司は自分に自信が持てなかった。
太っていて、気も弱かったからいつもイジメられた。
そんな純司を、頭のいい直樹や、腕っ節の強い大輔はいつも守った。
―憧れた。―そして悔しかった。
ある日、従姉弟の美幸の帽子がいじめっ子達によって川に投げられてしまう。
純司はどうしても美幸の帽子を取ってあげたかった。
しかし、溺れてしまう純司は、また大輔と直樹に助けてもらうことになる。
―やっぱりダメだ、僕は。
自信喪失する純司の前に、大きなひまわりが咲いていた。
「大好きなんだ、私。」
純司は思った。
1人で生きる力が欲しい。
まっすぐ1本、大きく空に伸びる“ひまわり”みたいに…。
5年後、高校生になった純司は自信に充ち溢れていた。
高校受験では直樹よりも偏差値の高い高校へ受かり、体も鍛え始めていた。
けど、純司は孤独だった…。
自立したいと思っていたはずがいつからか孤独になってる。
そんな高校1年生の純司が抱えるグレーの感情。
青の章『BLUE・BLUE・BLUE』から、さらに3年後の世界。
珍しく自信作になった本作品。
是非、お楽しみに!!
「ひまわり①構想」の記事⇒ http://theropes.side-story.net/Entry/59/ |
06.19.14:13
BLUE・BLUE・BLUE(後篇)④
青の章・完結
後篇の仕上げ作業が完了しました。
左の画像はラストシーンです。
頑張った感が絵から伝わるような・・・。
大変でした。。。
なんとか持ち直した後篇
前篇で苦しんだ作品でしたが、後篇はなんとか持ち直していい締めくくりになっていると思います。
最後は梅雨が明けて夏の入道雲が広がる様子。
あー、ホント梅雨入りしてしまいましたね。早く明けないかなぁ。
最後まで出ない美幸の顔
この作品のヒロインの「美幸」の顔は結局最後まで出てきません。なぜ?なぜ??
ん~・・・この「いつか僕らがグレーになる頃に」という作品、基本的には3人の少年の回想録として描こうとしています。今回は小学校5年生~中学校1年生まで。彼らは小学校5年生のときのたった3カ月しか共に時間を過ごしていないんです。もちろん、そんな短い時間だからこそ、輝いていたのだと思うんだけど、実際2年も顔を見ていないと霞んでいくのはしょうがない。僕も当時、そんな経験ありました。
だから、直樹の中の美幸はもう美化されすぎてて、実際の顔なんてもうはっきりとは思いだせていないんです。
そんな理由から、今回は美幸の顔を敢えて出さずに描いてみました。
ただ、次回作の『ひまわり』では、美幸と従姉弟関係にある純司が主人公のお話なんで、当然、美幸の顔はくっきりと描く予定です。
空って、キレイだなぁ。
この物語の季節が梅雨ということもあって、きれいな空のショットは最後の2ページしか描いていません。でもその2枚のショットをいざ最後に写真を加工してトーン化してみると・・・なんともきれいな空!
やっぱり、白黒でも空って青いんですよね。本当に空ってすごい。色を感じられるもん。
とりあえず、終わった!!あとは印刷して最終チェック!!
ワールドカップ、ワールドカップ!