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The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
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  • 04/05/07:19

01.31.22:18

桜桃(さくらんぼ)③

700d515b.jpg
『桜桃(さくらんぼ)』やっとこさ完成!

31日付でCOMITIA91に出す『桜桃(さくらんぼ)』の一応の制作が終わりました。制作期間丸21日間!短かった!しかし長かった!

さて、今回はこの作品のテーマについてお話させてください。

テーマがない!?

今回の作品の特徴は「わかりやすい」ことです。
『Marie』『逆光』に比べて非常にわかりやすいストーリー構成になっていると思います。その点で「マンガマンガしている」作品です。
今まで僕の作品を手にとってくださった方々は、僕の作品を「かなりメッセージ性の強い作品」と認識しているのではないかと思います。もちろん、それを気に入ってくださった方もいたわけですが、今回は商業誌を意識していることもあって、そういった個人的なメッセージというのは極力省いています。よって、台詞のほとんどが僕の言葉ではなく、あくまで登場人物たちの肉声に絞っています。
そういった意味では、新しいメッセージ・想い・考えというのは今回の作品では特にないのかもしれません。

「希望」
とはいえ、最近の僕は「希望」という言葉にとりつかれているような気がします。『Marie』に出て来る「希望の家」、『逆光』に出て来る「希望の丘」、そして今回の作品の中にも「希望の丘」が出てきます。
別に意識していたわけではなくて、気が付いたら「あ、こんなに希望って言葉を使ってたんだなぁ」って感じ。なんだろう・・・こう考えると僕が絶望の淵にいるみたいで嫌ですね(笑)
ただ、前作まではこの「希望の家」、「希望の丘」を写真を使って処理をしていたものを、今回は僕の手描きになっています。これは、より僕のイメージを具現化することにこだわったからです。つまり、前回までただの「背景」だった場所が、今回は非常に大切な「舞台」になる。それを表現するには日常のリアルではなく、物語のリアルを追求する必要があったというわけです。ん~・・・説明すると難しいですね。下は実際の原稿です。
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サイドストーリーなんて存在しない。

本作品は前作『逆光』で出てきた清司くんと猫との出会いを綴ったサイドストーリーになっています。僕も当初、そのつもりで描き始めました。
しかし、実際筆を進めていくと、物語を作っていくと…
サイドストーリーという言葉なんて存在しないことに気づいたんです。
僕らが生きているこの世界でサブキャラなんて存在しないし、どんな人間でも主人公としてドラマを持っているんだなぁって思います。
確かに、「サイドストーリー」って言葉自体は作品の概要などをPRするときに非常に便利な言葉ではあるんだけれども、実際は「リンクしている」ってだけで、「サイド」ではない。

描いていて苦しかった作品ですが、その分、愛情も深かったりします。是非、今までとは違う僕の作品を手にとってご覧頂ければと思います。

次回はこの新作『桜桃(さくらんぼ)』を収録した『The Ropes~平成の常盤荘~Vol.3』発売のご案内とさせていただきます。

さぁ~て、寝よ、寝よ!
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01.22.00:57

桜桃(さくらんぼ)②

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あと3ページでペン入れが終わります。

The Ropesのメンバーの中では、僕は比較的ペン入れ作業は速い方です。下書きをかなりしっかり描くからです。
ペン入れ段階で、キャラのポーズや背景のパースなど、他のことを考えたくないんです。できるだけ、「線」に集中したい。

律動感
下書きをはっきり描いたからといって、「ペン入れ」はただなぞる作業ではありません。線の太さ・細さ、入り・抜きによって、絵に「律動感」が出てくるんです。
これは絵画やデッサンとかやっている方なら意識が高いのではないでしょうか。
今回は、前回課題で挙がった「もっと絵で見せる」ということを意識しているので、僕はGペン(力の入れ具合で線の太さが大幅に変わる多くの漫画家の愛用品)の走り具合に、神経を集中しているのです。
写真の絵を見てもらうと分かる通り、この原稿はこのGペンのみで描かれています(写真クリックで拡大します)。
とはいえ、理想形はそんな張りつめないでパッパとやれるのがいいのですが…。

マンガマンガとは…
前回の記事で、「今回、マンガマンガを目指すため、背景もほぼ手書きに戻しました」と書きましたが、語弊があっては困るので、この「マンガマンガ」いう言葉について、自分の考えを少し書かせてください。
「マンガマンガ」とは・・・決して「アナログ>デジタル」ということではありません。
(1)物語のわかりやすさ(映画・ドラマ・小説よりも遥かに漫画の読者層は幅広いため)
(2)画面の見やすさ(特に人物の表情がダイレクトに伝わる表現)
主にこの2点を含有しているマンガを「マンガマンガ」しているものだと大雑把に理解しています。
この2点…
僕は前の2作で完全にできていませんでした。

物語のわかりやすさに関してはネーム段階での話なので、現在は特にこの2点目について意識して描いています。

なぜ背景を手書きに戻す必要があったのか・・・
背景を写真を使って描いていくと、「写真ありき」で人物を描くはめになる。
そうなれば当然、人物のポーズは限られてきてしまう…。
もっと人物に律動感を出すためには「人物ありき」で構図、ポーズを取らなくてはいけない。
手書きのいいところは、普段見えている風景を消失点を自分で操作することによって、パースを自由に変化できることです。そうすることで、人物の動きに合わせた背景を描くことが可能になる。
つまり「人物ありき」で構図が決まってくるのです。

まぁ、大層なことを書きましたが、これは今課題として意識してやっていることなので、できているかどうかは微妙なところなのですが・・・(汗)是非、今回の作品を読んでみて、みなさんの目で前作との違いを確かめて頂ければと思います。やっぱり読者様の反応が一番の参考になるので。

次回は仕上げ作業に入っていると思うので、完成原稿の一部を公開しつつ、本作品『桜桃(さくらんぼ)』のテーマについて、お話したいと思います。

01.15.20:21

桜桃(さくらんぼ)①

ccb22f6b.JPG 

☆COMITIA91☆

『The Ropes~平成の常盤荘~Vol.3』発売
―収録作品―
木村寧都『メイク☆マジシャン』
鈴木よみし『あいにく』
三輪亮介『桜桃(さくらんぼ)』

2月14日(日)バレンタインデー
11:00~15:30
有明・東京ビックサイト東4ホール
スペースNo. て-23a

ということで、僕の今回の作品は『桜桃(さくらんぼ)』という猫を主人公にした作品です。
本当は『いつか僕らがグレーになる頃に~93年の雪~』を描くつもりでいたのですが、挫折しました。今回の題材選びの経緯ついて少しお話させてください。

時代を逆行している!?
『Marie』『逆光』で出てきた課題はこうです。
ズバリ、マンガっぽくない。これは読者の方々からも意見があったところで、賛否両論です。僕自身、マンガよりも映画や演劇、小説で育ってきたものだから、
どうしてもキャラクターの顔・顔・顔で進めていくのに抵抗がある。でも、多くのマンガを見れば分かるように、マンガはキャラが命…。背景などほとんどないモノが普通に掲載されてて、それでいて普通に人気があったりするのも事実。そんな中、僕が『Marie』『逆光』で目指していたものは何か…。それは、マンガっぽくないマンガでした。映画のような、小説のようなマンガ。そういう意味ではこの試みは成功していると言えます。でも、プロを目指すなら、マンガ家を目指すなら、マンガ雑誌に載る以上…僕は“マンガ”を描かなくてはいけなかったのです。

『大きなチンポ』
そこで、次回作ではマンガマンガできるようになることが課題となり、僕はもう脚本が出来上がっている『93年の雪』のネームに入ったわけですが…何日かけても進まない。というのも、既に頭の中にイメージが出来上がってしまっていて、そのイメージというのが、つまり前回挙がった課題をそのまま残すようなイメージだったのです。「これではダメだ…。」僕は新しいネタを探すことにしました。
ちょうど、前回の『逆光』を作ったときに、「清司くん」と「猫」の出会いを辿ったサイドストーリーを作りたいと思っていたので、ネタを探すのに苦労はしませんでした。何よりこのネタは今回の課題をクリアするのにはうってつけ。なんせ、猫が主人公だもの。擬人化をさせること自体、とてもマンガマンガだ。
どうせなら思いっきりギャグでぐだらない内容を盛り込みたいと思っていたので、普段描かないギャグをネームにモリモリしてみる。どうせなら、タイトルもパンチが効いていた方がいい。よし!
この時点でこの作品タイトルは『大きなチンポ』。

勿論、担当者の反応は微妙…。
…ですよね。この時点でこの作品のテーマは非常に希薄。マンガマンガに固執して、無理してギャグ要素を盛り込んだものだから、僕本来の良さが全く出ていないのが自分でも分かる。

描いてて苦しい
1回目の担当との打ち合わせからは少し見えてきた気がして、そこからはネームが良くなっていったような気がします。でも2回目を終えても、まだ全然ダメ…。この時点で1カ月以上は悶々とネームばかり考えていたので、さすがに滅入ってきました。しかもコミティア91のスケジュールを考えても1月10日までにはネームOKもらわないとさすがに間に合わない。そして最終打ち合わせの8日。ここでも、完璧とは程遠い内容。。。
ふわ~~~…。
それでも、10日からは下書きに入る。でも、まだ悶々とした状態のまま。
普通、いいネームが出来上がると、制作というのは楽しいものです。
でも、今回は自分でこの作品がこれでいいのか悪いのか、もう分かんなくなってる。
描いてて苦しい。

下書きを初めて今日で5日目…下書き残り7ページ…。
今回、マンガマンガを目指すため、背景もほぼ手書きに戻しました。当然、作業時間は倍。
もう寝ても覚めても描き続けています。マジで終わらない…。やばいやばいやばい…。
弱音ばっかり吐いてごめんないさいm(__)m
でも、今日は少し気分がいいんです。
気になっていたネーム箇所も下書き段階で一応の修正が終わったからです。

いい絵が描けると素直にうれしいし!
そして、下書きが後半作業に入って、すこし、マンガ・マンガするということが分かってきたような気がします。
それはまた次回お話したいと思います。

12.22.01:43

遂にゆうきまさみ賞が掲載!

9634cd72.jpg本日12月22日(火)発売
の講談社「イブニング」344ページにゆうきまさみ大賞の最終選考結果発表が掲載されました!こう見るとやっぱり嬉しいものです!
雑誌には編集部やゆうきまさみ先生の批評コメントも掲載されていますので、是非お近くの書店、またはコンビニにて覗いて頂ければと思います。

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12.12.14:38

授賞式

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昨日12月11日に講談社「第12回イブニング新人賞-The Challenge-」授賞式に行ってきました。

式にはゆうきまさみ先生はじめ、編集部の方々から温かい声援を贈って頂きました。本当にありがとうございました。写真は記念楯です。

その後、池袋の「中国家庭料理 楊 池袋店」にて2次会!
ここのお店。ちょっと路地裏で汚いかなぁと思ったら、コース料理のボリューム・おいしさ・安さにビックリ!オススメですよ!
http://r.tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13009261/

さて、こういった授賞式は初めてだったのですが、やっぱりいいなと思ったのが、他の受賞者達との交流
同じようにマンガを描いている人たちと話すと、
あぁ、やっぱり悩んでいることって同じなんだなって感じるし、何より刺激になりますよね。

またがんばろうって気になりました。

3次会はカラオケ。僕は1時間もいられなかったのですが、優秀賞受賞者のだるまさん・ポンカンさんの歌と編集部の方の歌いっぷりに感服でした!
The Ropesのメンバーの浅葱と寧都がいても楽しめる雰囲気だったよ!

マンガ家の世界って大変だなぁって感じながらも、こういった飲み会の席での話とかってやっぱり楽しいなって思います。なんだかんだ皆一生懸命マンガのこと考えているんですよね!

期待に応えられるように…とりあえずネームだ。