忍者ブログ

The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
06 2025/07 1 2 3 4 56 7 8 9 10 11 1213 14 15 16 17 18 1920 21 22 23 24 25 2627 28 29 30 31 08
RECENT ENTRY
RECENT COMMENT
[04/18 サン]
[01/30 RED☆]
[09/02 名無し]
[04/14 4月生まれの僕]
[01/06 みっちゃん]

07.29.21:02

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 07/29/21:02

10.24.08:23

Heart's Knock①

「記憶」と「思い出」の違い

「思い出と記憶って、どこが違うか知っている?」
犀川は煙草を消しながら言った。
「思い出は良いことばかり、記憶は嫌なことばかりだわ」
「そんなことはないよ。嫌な思い出も、楽しい記憶もある」
「じゃあ、何です?」
「思い出は全部記憶しているけどね、記憶は全部は思い出せないんだ」

―森博嗣『すべてがFになる』より―
d3848dfb.JPG

赤の章への構想


じゃあ、僕らの中に残る「思い出」とはどういうものなんだろう。
どうしたって忘れてしまうもの。大切にしていても、やがて消えてしまうもの。時間が運んで行くもの、時間が運べないもの。僕らが繋いでいくもの。繋がなくてはいけないもの…。あの人への想い。あの人との想い出…。

小学校時代からの僕の記憶をモチーフにして描き進めている「いつか僕らがグレーになる頃に」。青の章『BLUE・BLUE・BLUE』、黄の章『ひまわり』、そして赤の章の構想はここから始まりました。赤の章では、美幸が死んだ1年後、直樹、大輔、純司が22歳になったときの世界。美幸の死から立ち直れない大輔。その再生の日々を追う予定です。
第一稿ネームは既に執筆済みですが、これから大幅な修正をしていくため、本格的な制作はまだ先になる見通しです。
今回は一気に主人公達が大人になったということもあり、台詞やト書きに無理なく気持ちが乗った実感があります。それに加えて、最近の僕の収穫は小説家・森博嗣さんの言葉達との出会いでしょう。今まで言葉にできなったものが、彼の小説の中でたくさん発見できた気がします。今度はそれをただトレースするのではなく、僕の言葉で、想いで、マンガに表現したいと思っています。
 
―別れ―
 
人間は思い出して、悲しくなるんだ。
ゆっくり思い出して、そして……、
何かと比較して、悲しくなるんだ。
そんな余裕がないときには、悲しくなんてならない。

人にはいつも、選択に充分な時間が与えられることはない。

もう二度と会えない人、もう二度と立ち寄らない場所、もう二度と触れないもの、もう二度と聴けない音楽。
人生は、常にそんな別れの連続ですね。
幼い頃は、別れの意味がわからなかったし、未来の予測ができないわけですから、悲しくもない。
逆に歳を重ねれば、人は別れに慣れ、
また、自分の老いさきが短いという覚悟もできて、不思議に平常のものとなります。
ですから、その途中の世代だけが、別れを悲しむのです。

―森博嗣『女王の百年密室』より―

PR

10.17.19:27

ブレーメンの音楽隊

ffdb5864.JPG

月イチの会☆

今日、10月17日は児童センターミュージカルの「月イチの会」♪オフシーズンの間のメンバーの親睦を目的にしています。
今回は紙芝居を読んで、それを子ども達が実際に演技していくというもの。
僕は未就学児2人を相手に演技指導。小学生以上はお母さん方が指導しました。

たった15分間しか練習時間を与えなかったのに、みんな台詞を考えたり、覚えちゃったり・・・すごい!の一言!
とてもいい出来でした☆

ブレーメンの音楽隊

さて、演目は「ブレーメンの音楽隊」。簡単に物語を追うと・・・
音楽隊に憧れるロバは、ブレーメンを目指して旅に出ます。道中、年をとって飼い主に捨てられてしまった「ネコ」、「犬」、「雄鶏」と出会い、仲間が増えて行きます。すると、山中で、ある家を見つけます。覗いてみると、そこには性質の悪そうな「泥棒」が豪勢な食事に金貨を分けているではありませんか!動物たちは泥棒を追い出すために、ある秘策を考えるのでした。。。

実演はこちら

10.16.12:30

『ひまわり』が【努力賞】受賞

d4e23546.jpg

2010年10月19日(火)発売
小学館「月刊サンデーGX 11月号」

小学館「月刊サンデーGX 11月号」342ページにて
第30回GX新人賞の結果発表が・・・!!

『The Ropes~平成の常盤荘~3/5 Vol.5』に収録の
僕の作品『ひまわり』が【努力賞】を受賞致しまして、ワンカットではありますが、掲載されます。

正直、自信作であっただけに、もうちょい上の賞を獲れるのでは!と思っていたのですが、残念ながら努力賞…。しかも、かなり酷評ときてる…。絵がダメだって…。
まぁ、ちょっと語弊がある、とフォローしてくれたんですが、要は「デッサン力はあるけど、全然絵柄がうちの雑誌のカラーじゃないよね!なんで応募したの?」って話でした。「絵柄変えてでも、うちで頑張るなら話は別だけど…」みたいな。。。
確かに雑誌をめくってみると、かわいいヒロイン役の女の子達がたくさん出て来る。明らかに僕のマンガとは毛並みが違う(+o+)リサーチ不足だった!『ソラニン』作者の浅野いにおさんもGX新人賞出身って聞いてたから、「俺の路線でもいけるだろう!」と思ってた(T_T)!もともと浅野さんは「スピリッツ」に担当の方がいたようで、その担当の方が部署移動で「GX」に来たのがきっかけで連載を始めたのだとか。かなり異例だったみたいだし、連載当初は全然人気がなかったみたいです。

56dc404f.jpg92ecb05f.jpg

さて、落ち込んでいても仕方がないので、来週からまた頑張りたいと思います。スピード感持ってやっていかないと、あっという間に年をとってしまうので(笑)マジ頑張ります!

10.12.15:01

愛の川

e88c238b.jpg
披露宴余興はコレだ!!

10月10日(日)は親友の結婚式でした。
場所はクレストホテル柏
真面目で、実直、温かい、やさしい、そんな2人ならではの、心温まる披露宴でした。僕が務めさせてもらったのは3つ。

(1)披露宴受付
(2)友人代表としての余興
(3)2次会の幹事司会進行
 
特筆すべきは(2)の友人代表としての余興!僕がやったのは、近年、定番になりつつある新郎(または新婦)を、商品に見立てた「取扱説明書」!長年の友人の目から見た新郎の特徴を、「注意事項」として羅列して発表していくもの。かなりウケたので、やはり前評判に嘘はなかったな、と実感しました。本当に盛り上がります!!
参考文例はこちら!
こだわったのは2点!
①【参加者巻き込み型にすること】
彼と関わってこんな経験ありましたよね!というエピソードをある程度盛り込むことで、
会場の同意から、大きなリアクションを促進します。そのリアクションをきちんと拾うことで、会場全体の一体感を得ることが期待できます。
②【曲を効果的に挿入すること】
1つの余興とは言え、幾つかのフェーズがあります。
「祝辞挨拶→新郎登場→取扱説明書→保証書→新郎贈呈→受け取りサイン」
10分強かかるこの余興にメリハリをつけるためには、Music Effectが非常に有効です。
新郎登場~新郎贈呈までのベーシックME、そして2人が握手、またはキスをする最後のME。
最低でも2曲使用すると、会場の盛り上がりが何倍にも膨れ上がるかも!?
 
僕は①で、自分の台詞で精一杯になってしまい…せっかく会場からリアクションを頂いたのに、いくつか取りこぼしてしまいました。反省です。。。台本は本番前、最低でも2回は黙読しておくといいかもしれません。

2次会のサプライズは―

2次会は場所を変えず、そのままクレストホテル柏にて(写真↓)。今回は音響・照明の操作を、ホテルスタッフではなく、友人に頼みました。休みの日を合わせてリハーサルもやったのですが…まぁ、出鼻、しくじりました(笑)ライブパフォーマンスに使うスピーカーのセッティングが15分押したり…(汗)僕もいつも以上に緊張していました。言葉が出てこない出てこない。。。やばい、俺、やばい…。。。
それでも、参加者の皆さんのご協力で、なんとか最後はみんなの笑い声が、会場内に響き渡り…、終わってからも握手を求めに来てくださる人もいて…本当に本当にありがとうございました<m(__)m>ペコリペコリ
5860a2e7.jpg
サプライズだったのは、2次会終了後、会場の外にミュージカルを卒業した子ども達が待っていてくれたこと。児童センターミュージカルを通して知り合った新郎新婦にとって、これほどうれしいサプライズはなかったのではないでしょうか!みんな大きくなったなぁ。。。俺より早く結婚しちゃダメだぞ。

愛の川

話は前後しますが、披露宴の最後、新郎新婦から花束の贈呈~新郎の父親からのご挨拶があります。親友が涙を零さんとして胸を張って歯を食いしばる姿、言葉よりも先に溢れるご両親の涙。正直、胸を打たれました。実は昨日も、従兄妹の結婚お祝いがあって、親戚一同で食事をする機会があったのですが、両親の愛というものを深く考えさせられる2日間となりました。
親から子どもへの愛って、リアルタイムで子どもに届くことはあまりないんだなぁって。
幼い頃はただひたすら川の流れに身を任せて、海を目指す。その川を作っているのが親の愛とも知らずに、ただひたすら。海で大人になった僕らは、きっと故郷を目指して、川を上るんです。そのとき初めて、その愛の川を一身に感じることができるのかもしれないなって。

親から子どもへの愛が伝わる速さは、とてもゆるやかで、しかし確かな意志を持って十数年後の僕らに届く。酔い覚ましがてらの夜の帰り道、ふと、そんなことを思いました。

10.08.00:09

きみの友だち★★★★★

私は「みんな」なんて信じない。
本当に大切な人たちさえいればいい―




生涯で忘れられない映画の多くは、多感な思春期の頃にほぼ決定されるものだと思う。
年間100本以上観てきた僕にとって、1本の映画の価値は昔よりも希薄になってきている。

未だに信じられない。
大人になって、これほどまで胸を打たれた作品はない。

もちろん、僕が近年モチーフにしている「思春期の子ども」を題材としていることも、
この映画を決して俯瞰して観れない理由のひとつだけれど。

この映画の最も評価されるべき点は
子ども達のリアルな会話、仕草、心情だと感じる。
とてもナチュラルで、台本や演出を感じさせない。
そこには誰もが交わし、経験し、確かに過ごした時代がある。

大切な友だちを、かけがえのない友だちを、
きっと思い出すはず。

映画『きみの友だち』 Official Sight

↓↓挿入歌:Au Revoir Simone『The Lucky One』↓↓

歌詞はこちら

<<< PREV     NEXT >>>