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The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
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  • 04/17/08:13

12.30.18:37

カラフル★★★★

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言わずと知れた森絵都の小説、『カラフル』をアニメ映画化。
ある大罪を犯してあの世に行った1人の少年、「僕」。そんな「僕」に、1つの試練が与えられる。自殺で死んでしまった中学3年生・小林真の身体に乗り移り、半年以内に自分の犯した大罪を思い出せというのだ。まったくの他人の人生を再開させる「僕」だったが…

あなたは、この世界にいなければならないのです。

誰もが抱えていて、そして見たくないもの。見せたくないもの。認めたくないもの。
汚い自分、醜い自分、恥ずかしい自分…。
そんな大嫌いな自分を、ゆっくりと静かに抱き寄せ、頷いてくれる作品。

ストーリー、人物画、背景も、個人的にはとても好きな作品でした。ただ一つ、欲を言えば、音楽をもう少し考えてほしかったかな~。特に、序盤で、ヒロイン・ヒロカと「僕」が走り回るMEが、物語の中で浮いてしまって観ていてもったいないなぁ~って感じてしまいました。なので、(勝手に)★4つ!

~関連リンク~
『Colorful カラフル』公式ホームページ
カラフル - goo 映画


人間は一色じゃなく、いろんな色を持っている。
本当の色、自分の色なんて誰にもわからない。
カラフルでいいんです。

カラフルに生きてください。

これからも自由に生き、気づいていってください。
たくさんの人があなたを支えていること、
あなたが誰かの支えになっていることを忘れずに…。

あなたはこの世界にいなければならないのです。

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08.17.00:03

耳をすませば★★★★★

耳をすませば

色あせない、勇気の出る映画

ジブリの中で一番好きな映画は?と聞かれたら、僕はこの作品を答えることにしています。
理由は、完成度が高いからとかじゃなくて、単純に、思い入れが深いから。

当時、95年、中学一年生の僕は、この作品を観るために、劇場まで足を運びました。CMで流れた「好きな人が、できました」に触発されたからです。思春期という多感な時期に、多分に漏れず僕も恋をしていたわけで…、自転車の後ろで、好きな人の背中に、幸せそうにおでこを付ける女の子の姿に、自分の好きな女の子の姿を重ねてしまいました。「あ~、俺もこんなこと言われて~!」みたいな…(-o-)

しかし、いざ映画を観てみると、僕が主人公の雫に重ねたのは、他でもない、自分自身でした。
小説家を漠然と夢見る雫は、バイオリン職人の夢を着実に歩む清司に憧れながら、一方で自分を省みては情けなくなり、焦燥し、空回り、それでも四苦八苦しながらも、一つの作品を生み落とします。
その姿は、当時、漠然とマンガ家を夢見る僕に、溢れんばかりの勇気を与えてくれました。

屋上での雫の涙。
図書館の机に積まれた沢山の本。
徹夜明けの小鳥のさえずり。

そのどれもが輝いて見えて、キラキラしていました。



雫さんのきり出したばかりの原石をしっかり見せてもらいました。
よくがんばりましたね、あなたは素敵です。
あわてることはない。
時間をかけてしっかり磨いてください。



ちなみに、この映画の原作者・柊あおい先生が、僕が幼い頃、人生で初めて読んだマンガ、『星の瞳のシルエット』の作者だとはこの時は知る由もありませんでした。勝手に運命を感じた僕は、その後、高校生になってから柊あおい先生の作品をすべて買うことになります。
ただ、書店で男性が少女マンガを買うことは、半端なく恥ずかしいということを知るのでした~(+o+)クエッ

04.05.17:40

【宣伝】青い青い空

今日は、映画の宣伝をさせてください。
様々な悩みを抱える5人の高校生たちが、現実に打ちのめされながら、互いの友情を築いていく青春ストーリー、「青い青い空」!!実は、この映画に出演している、橋本わかなちゃん(飯島三美子役)が、何を隠そう、僕ら児童センターミュージカルの出身者なんです!!わお!!チラシにサインもらっちゃいました(^v^)2ショットの写真もアップしたかったのですが、そこは自粛です(^_^;)

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「青い青い空」Official HP
「橋本わかな」プロフィール
・2011年4月9日(土)~15日(金)劇場:TOHOシネマズ 流山おおたかの森
・2011年4月16日(土)~4月28日(木)劇場:お台場シネマメディアージュ

こうやって若い人たちが頑張っているのを見ると、すごい元気になりますよね。本当、すごい!!めちゃくちゃ応援したいと思います。

僕は個人的に青春映画というと、俄然「邦画」が好きです。思春期の感情ってとても微細。でもそのマクロ単位の感情が、少しでも自分とズレてしまうと途端に他人事になっちゃう。そういう意味で、やっぱり日本人の僕は、洋画よりも邦画に感情移入しやすい。『青い鳥』『君のともだち』『耳をすませば』『初恋』などなど・・・。そして、この映画も、そんな微妙な青春時代の淡く儚い想いを紡いでいるような印象を持ちました。
上演が楽しみヽ(^o^)丿

11.26.20:27

サマーウォーズ★★★★

Summer Wars
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一番好きな季節は?と聞かれれば、僕は「夏」と答えます。いくつか理由はあるけれど、溢れ出す汗と夏草の青臭さが、直接的に身体に「生きてるなぁ」って実感をくれるからかなぁ。単純(;一_一)

あとは、青春の匂いもするから!夏ってドラマが起きやすい気がしませんか?長い夏休みにしか起きないことがたくさんある。冒険だったり、そこで恋愛が急発展したり。

この映画の始まりもそう。主人公・健二が、ひょんなことから高校の先輩である夏希の実家に駆り出されることになる。そこにはどこか懐かしい大家族がいて…ストーリーの概要はこちら

人が死ぬシーンを見ると心配になります。

マンガを描いていても、「人が死ぬ」という場面は、意外と簡単に描けます。語弊がないように伝えると、「人の死に際」や、「突如知らされる死へのショック」というのは、意外と一様な雰囲気だということです。その後は深い悲しみに包まれて、暗いシーンに入る。誰だって、人の死には悲しむものです。その死が物語にとって、、序盤での事件だったり、終盤での収束となっていれば、特に心配はしないのですが、中盤ともなると話は違います。
「おいおい、この暗い雰囲気、どう持ち直す??」
だって、物語は続くわけですから、早く立ち直ってもらわないと進まないわけです。でも、これが結構頭を悩ませるのです。「死からの立ち直り方」というのは一様ではないからです。そして、とても丁寧に描かなくちゃならない。でも、たくさん時間を消費するわけにもいかない。主人公は生きているのだから。前に進むのだから。

その点、この映画はとても丁寧に、効果的に描いてくれています。さすが細田監督!
ここがこの映画の一番の肝になっているんじゃないかな。とても上手!是非、注目して観て頂きたいところです。

『ハウルの動く城』 監督:細田守!?

ちなみに、この細田監督は『時をかける少女』を手掛けたことで有名ですが、結構面白い経歴の人なんですね。自身はスタジオジブリを目指してたのですが、宮崎駿直々に断られて、それでも諦めきれずにアニメ監督の夢を叶えた人なんです。実はジブリの『ハウルの動く城』は、当初、細田監督に打診されたようです。しかし、諸事情(どんな??)により、宮崎駿自身が進めることになったのだとか。
もし、実現していたら、一体どんな映画になっていたのでしょう。気になることろです。

そんな経緯があったものだから、絵柄もジブリに少し似ているのかもしれませんね(*^^)v
最後は主題歌、山下達郎『僕らの夏の夢』。

11.17.15:40

青い鳥★★★★

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The Perfect Opening !!

こんなにオープニングが良い作品があったろうか!物語はまず、抒情的なピアノ楽曲・『鋼の心』(まきちゃんぐ)に乗せて始まる。カメラは、前学期に自殺未遂があった中学校へ初登校する、臨時教師の村内(阿倍寛)が乗るバスを追う。バスは同じく学校へ向かう生徒・園部真一(写真・本郷奏多)と交差する。しかし、園部は青信号になっても進むことなく、方向転換。その自殺未遂をしてしまった友だちの家に向かい、遠くから見つめる。
個人的に、バスから始まるというのと、季節が冬というのと、この本郷奏多くんの影のある表情に完全に持っていかれました。あと、instrumentalで始まるOpeningが多い中、歌入りで始まったのは少し驚きました。マジよかったです。唸りました!!
映画の概要・紹介はこちら

重松清原作

なんでこんなに自分の中でヒットしたんだろう、と思ったら、コレ、原作が重松清さんじゃないですか!僕が以前に大絶賛した、映画『きみの友だちも、この人が原作だったんです!いや、神だわ、この人。残念ながら本はまだ読んでいないので、なんとも言えませんが、きっと映像化したくなるような感じなんでしょうね。絶対読もう!
よく、小説を映像化すると無理矢理2時間で収めた感が出て、心理描写のスピードに違和感を覚えることがありますよね。でも、この映画はとにかくじっくりじっくり間も取ります。「大丈夫!?こんなペースで収拾つくの!?」って、観ていて心配になるくらい(笑)まぁ、この原作は短編小説がもとになっているらしいので、杞憂だったみたいですが(^_^;)

秀逸なのは演出、特にカメラワーク!!

評価としては勝手に★4つにしました。良い映画なんですが、テーマはやはり暗いので、気分次第で評価も変わってしまいそうですね。僕はこういう中学生の暗い映画は基本的に好きなので、好みでいえば★5です。とはいえ、演出(特にカメラワーク)やストーリー構成は秀逸だと思うので、一見の価値はあると思います。

では、最後に、Opening Number まきちゃんぐ『鋼の心』をお聴きください♪
歌詞はこちら