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The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
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08.01.14:53

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  • 08/01/14:53

08.06.02:17

問題解決学習ぅってなに?

問題解決学習とは…

これまでの教師側から与えて行く知識伝道ではなく、子どもが自ら疑問を持ち、考え、答えを導き出す、いわば自主性を重んじた学習方法。「好きこそものの上手なれ」といった具合に、子どもの学習意欲はもちろんのこと、論理的思考能力・学力向上にも有用。

問題!!
ある日、子どもと公園に行きました。
するとあなたは赤トンボが飛んでいるのを発見します。
子どもはまだ気づいていません。
この前、図鑑で一緒にトンボの種類を読んであげたばかりです。
教育熱心なあなたはどうにか子どもに気付いてほしい!と思います。
さて、あなたはなんて話しかけますか?

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つづきはこちら

08.03.02:59

スカイクロラ

戦争を知らない大人たちに捧げよう。
彼らの過ちは、三つある。
子供たちが自分たちから生まれたと信じている。
子供たちより多くを知っていると思い込んでいる。
子供たちがいずれ自分たちと同じものになると願っている。
それら妄想の馬鹿馬鹿しさといったら、
戦争よりも悲惨なのだから。

『スカイ・クロラ』森博嗣/冒頭文より引用



日本テレビ開局55周年記念作品
『スカイ・クロラ』
 

正直な感想としては、先日紹介したフジテレビ作品『ホッタラケの島』に負けてしまった印象がある。かなりの宣伝だったと思うが、日テレの“真面目さ”とフジテレビの“エンターテイメント”、両局の報道姿勢がそのまま作品テーマに反映され、結果、大衆向けのフジに軍パイが挙がったというところだろうか。

監督に押井守を使用したことも皮肉な結果を招いていると思う。
個人的には好みの演出をしてくれるが、過去の作品を観ても、彼は哲学的過ぎてよくわからないといった感想を持つ人がほとんどだ。小説自体も言い回しは読み易いものの、命題は至って哲学的である。それに合わせてのキャスティングだったのだろうが、小説の中の主人公の心情(心の声)をアニメだと極力(というか、すべて)排除し、肉声のみにしなくてはならない。それでは、余計に観ている方は主人公の心の流れについていけなくなる。これが2つ目の敗因ではないだろうか。

しかしこれはあくまで興業的な評価であり、個人的には森博嗣が描いた小説『スカイ・クロラ』が、現代に生きる僕らに提示してくれたものは先の作品よりも多大だと感じる。
作品の世界観、設定などは上記のビデオに委ねるとして、感銘を受けたのは「子どもと大人、それぞれから見る生と死」、その命題たちだ。以下、小説から引用。映画では語られていない主人公の心情だ。
 

世の中のほとんどの差は、直接か間接かの違いなのだ。

目覚めたとき、何故いつも同じ世界なのか、不思議でならない。

大人になることを、一つの能力と捉える、
そして、子供のままでいることは、その能力の欠如である、と解釈する。
そういった考え方に立脚すれば、僕たちみたいな子供を見下すことができる。

でも、大人になる、というのは、つまりは老いることであって、
山から下ること、死の谷底へ近づくことではないのか。
どうなんだろう…。
人は本当に死を恐れているのだろうか?
僕はいつもそれを疑わしく思う。僕の両親や、近くにいた大人たち、そして老人たちを見て、
それを考えた。人は死ぬことを恐れているのだろうか?彼らは怯えて生きているのだろうか?
どうも、そんな兆候を僕は発見できないのだ。

子供のままで死んでいくことは、
大人になってから死ぬことと、
どこが違うのだろう?

抵抗することが生命の証なのだ。たとえ、その行為が繰り返し無駄になったとしても。
生きていると信じるには、何かに抵抗するしかない。

人の顔は簡単に殴れるのに、自分の顔は殴れない。
自分のものになった瞬間に、手が出せなくなる。
自分のものは何も壊せなくなる。
僕は、自分を壊せない。
人を壊すことはできても、
自分は壊せない。

彼は大人で、戦争を知らない世代だったのだ。
僕たち子供の気持ちは大人には決してわからない。
理解してもらえない。
理解しようとするほど、遠くなる。
どうしてかっていうと、理解されることが、僕らは嫌なんだ。
だから、理解しようとすること自体、理解していない証拠。

 


この『スカイ・クロラ』を読んだ後、僕は森作品を2つ読んでいる。これはもう、ハマっているとしか言いようがない(笑)単純だ。なぜ??これは僕がマンガを描いているテーマにとても近しいと感じたから。いわゆる好みなんです、テーマとか、言い回しとか。だから客観的に★も付けられなかったので、もし、上記の言葉に少しでも何か感じたら、是非読んで見てください。映画よりずっといいです。映画観てからでもいいです。
ただ、言っておきますが、爽快感はないですよ(笑)!

ちなみにこのスカイクロラはシリーズものなんです。ストーリー順に並べると…
『ナ・バ・テア』
『ダウン・ツ・ヘブン』
『フラッタ・リンツ・ライフ』
『クレィドゥ・ザ・スカイ』
『スカイ・クロラ』
 
僕は『フラッタ・リンツ・ライフ』も読んだんですが、『スカイ・クロラ』の方が名言が多いような気がしました。
機会があったらシリーズ通して読もうと思います。

07.31.23:45

ホッタラケの島★★★★★

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絶対観てほしい!

フジテレビ開局50周年記念作品として2009年に公開された『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』。
当初、CGアニメーションで制服を着た少女に、マニアックとかオタクアニメ的な先入観を持っていた僕ですが、いざ観てみると…

★5つ!
よくマンガの評価の指標で下記の項目を使用します。

・ストーリー ・世界観
・キャラ    ・絵

そのすべての項目において、高い次元で完成されており、素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がっていると思います。個人的にはスタジオジブリ並みの作品だと!
特に、キャラクターの表情の豊かなこと。一昔前のCG作品だと、その微細な感情表現は難しいとされていました。殊、日本においては純Made in JapanのフルCGアニメの成功例がほとんどなかったからです。
しかし、今回のキャラクターの愛らしいこと愛らしいこと!マジでかわいい!!

先日紹介した、『飛ぶ教室』でも指摘しましたが、物語において登場人物の心の変化は欠かせません。物語を通して主人公がどう成長したか、もともと持ってる胸の闇は何によって生まれたか、それを誰が何をもって払拭するのか・・・これが抜けてしまうとどんな素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がろうが、なんか安っぽくなってしまう感じがします。
そこをきちんと丁寧に本作品は描いています。やはり、脚本家が優秀なんでしょう。

とにかく、物語の概要やこの作品制作の試みについては下記の紹介ビデオに詳しいので、こちらを参考にしてください。メチャおすすめするので、是非、この夏!DVDで観ることをおすすめします!!



ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~⇒公式ホームページ

07.26.13:29

どんなに離れていても応援したくなる友だち

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旧友の結婚

昨日、小学校時代の友だちの結婚式に行ってきました。小学校5,6年のときの友だちなのですが、同じクラスメイトで今年で4人目。10月にも1人予定あり。
しかもほとんどが男!少し焦ります。

ホテルオークラ東京ベイ

会場は新郎が勤めるホテルオークラ東京ベイ。外観やサービスも上質だったんのですが、なんといっても披露宴のフランス料理!
新郎が料理を担当していることもあって、料理長からメニューの紹介があったり、新郎自ら腕を振るうパフォーマンスもあったりで一味違った披露宴となりました。
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写真左がパフォーマンス。そして出来上がったのが写真右の「和牛フィレ肉のフランべ“炎の舞”フォワグラ添え赤ワインソース仕立て温野菜」!いや、もうめちゃうまかった!!他にも「白く仕上げた不思議なコーヒーのシャーベット」や「パリの夕暮れ 二色の冷製スープキャビア添え」など上質な料理が目白押し!量もちょうど良かったんじゃないかな、と思いました。

2次会はサンルートプラザ東京

僕は幹事を務めさせて頂きました。
今まで幹事はもとより、色々な2次会を見てきましたが、ホテルでやるのは初めてでした。
最初は敷居が高い感じがして、若い人向けにやるのはどうなのかな、と不安に思っていたのですが…
杞憂でした!素晴らしくやりやすい!僕の未熟極まりない企画運営を4割増くらいに見せてくれたのではないでしょうか。
特に照明・音響の充実。照明に関してはスポットライトはもとより、サスペンション、客電…充実。音響も部屋の隅に4つのステレオ!また、スタッフもホテルマンということもあり、対応も立ち振る舞いもいい!!
16時半受付の時間まで1時間くらい、スタッフの人達にテクニカルリハーサルに参加して頂きました。
細かい注文に素早く対応して頂いたので、こちらも安心して無事2次会を終えることができました。
本当にありがとうございました<m(__)m>

どんなに離れていても応援したくなる友だち

久しぶりのこういった司会・進行だったわけですが、やはりこういった場合、参加者の協力は欠かせません。プロでもなんでもない僕みたいのがこういった会を進めていくためには、技量もなにもかも足りないからです。
その点で、今回は参加者の皆がとても協力的に盛り上げてくれて、マジで・・・マジで・・・助かりました!!
あったかい。でも、それってやっぱり新郎新婦の人望だったりするんだよなって思いました。
素敵な友だちが本当にたくさんいるんだな、って改めて考えさせられました。
幸せ者だ、2人は。

どんなに離れていても応援したくなる友だち。
そんな応援される人に自分はなれているかな、なんて少し考えた日曜日でした。

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友だちの赤星と僕のコラボ作品。ボードの背景色・文字(アクリル)と絵(パステル画)は僕が担当。文字周り装飾(ラメ)とバラのデコレーション(紙粘土・水彩絵の具)は赤星が担当。
どうかどうか・・・2人がいつまでも幸せでありますように・・・。

07.24.16:10

ひまわり④

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仕上げ終わり!

随分仕上げ作業に時間がかかってしまいました。映画ばっか観ていたわけじゃないんです。 友だちの結婚式の2次会の幹事頼まれちゃって、ウェルカムボードやら、ビデオ制作やらが重なって少しテンパってたんです。
でも、無事、本日あとがきまで終えることができました!
よかった、よかった。

Vol.1から1年

そうなんです。僕が会社を辞めて描いた最初の作品『Marie』から、ちょうど1年経つんです。そう考えてみると、今回は以前の2倍のペースで2作品描いているわけだから、それなりに成長はしているんじゃないかなーと感じます。

頭の中の想像力をもっと信じていい。

前回のVol.4『BLUE・BLUE・BLUE(前篇)』はかなり迷走してました。描きたいものを描いているつもりなのに、どこか違う…。違和感が抜けない。それってきっと、誰かの真似をしようとしていたからなんですよね。勿論、いい技術はどんどんパクッていいと思うんですけど。無理しすぎると、結局自分の手じゃないみたいに思えてきて、うまく描けない。結構落ち込んだし、悩みました。
けど、『ひまわり』で吹っ切れた感があります。いつもなら描く前に自分の技量と相談しちゃうんです。この背景描けるかなぁ…とか、この構図取材無理なんじゃ…とか。そうすると、現実世界からはみ出ないんですよね。情景が心情を演出できない。要は取材に頼りすぎていたんです。頭の中の想像力をもっと信じていい。
だから今回は取材行かなかったんです。ほとんど、近所の背景が頭にあったし、勿論写真も参考にしたけど、あくまで参考程度。そしたらスッと手が軽くなった。


1年という成長を感じてもらえるような作品になったと思います。
是非、『Marie』からの僕の1年を感じて頂きたいと思います。
 

講談社「イブニング」新人奨励賞受賞作品 三輪亮介『Marie』(2009.08.23)
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