07.22.10:06
[PR]
05.30.09:59
あたたかい雪②
下描き完了
通常、作業に入ると、集中力をかなり維持できます。というより、ノルマを決めると、その達成に向かって夢中になれるんです。ネームと違って、絵は、時間と手間をかければかけるほど、出来が良くなります。苦労する甲斐があるというもの。
しかし、うまく描けないときは本当に描けない。結局、ググったり、写真を撮りに行ったりして、素材を集めます。それでも、ドンピシャの写真なんかほとんどないので、あくまでディテールの参考に留まるんですが。。。
表情を豊かに
前作の『Heart's Knock』から気を付けていること。それが、「表情の豊かさ」です。
従来の僕の絵柄だと、どうしても表情を出すのが難しかった。それをタッチを変えることで、人物の表情にバリエーションを持たせています。具体的に言うと、「目」。瞳孔の位置、瞳の輪郭、角度。今回は、あらゆるシーンにおいて常に変化をもたせています。この調整が本当に難しくて、1mm、1度の単位で表情はぐっと変わってしまうんです。
徐々に慣れて、スピードがつくといいなぁって思います。
世界は一つじゃない
絵を描いていると、1日があっと言う間に過ぎる。
外が快晴でも、嵐でも、僕は僕の部屋で1日を回る。
ふと、世界から取り残されたような気になる。
同年代のあいつらは、どのように今日という日を重ねているだろう。
月曜の雨に憂鬱な気持ちを抱いているだろうか。
時計を見て、お昼休みを待ち遠しくしているかもしれない。
でも、彼らの日々は、一様に見えるようで、実は一つとして同じ重なり方はしていない。
みんな同じだ。
同じ時代を生きながら、それぞれの違う世界を見ている。
世界は一つじゃない。
この物語は、それをまだ知らない頃のお話。
そんな気がする。
通常、作業に入ると、集中力をかなり維持できます。というより、ノルマを決めると、その達成に向かって夢中になれるんです。ネームと違って、絵は、時間と手間をかければかけるほど、出来が良くなります。苦労する甲斐があるというもの。
しかし、うまく描けないときは本当に描けない。結局、ググったり、写真を撮りに行ったりして、素材を集めます。それでも、ドンピシャの写真なんかほとんどないので、あくまでディテールの参考に留まるんですが。。。
表情を豊かに
前作の『Heart's Knock』から気を付けていること。それが、「表情の豊かさ」です。
従来の僕の絵柄だと、どうしても表情を出すのが難しかった。それをタッチを変えることで、人物の表情にバリエーションを持たせています。具体的に言うと、「目」。瞳孔の位置、瞳の輪郭、角度。今回は、あらゆるシーンにおいて常に変化をもたせています。この調整が本当に難しくて、1mm、1度の単位で表情はぐっと変わってしまうんです。
徐々に慣れて、スピードがつくといいなぁって思います。
世界は一つじゃない
絵を描いていると、1日があっと言う間に過ぎる。
外が快晴でも、嵐でも、僕は僕の部屋で1日を回る。
ふと、世界から取り残されたような気になる。
同年代のあいつらは、どのように今日という日を重ねているだろう。
月曜の雨に憂鬱な気持ちを抱いているだろうか。
時計を見て、お昼休みを待ち遠しくしているかもしれない。
でも、彼らの日々は、一様に見えるようで、実は一つとして同じ重なり方はしていない。
みんな同じだ。
同じ時代を生きながら、それぞれの違う世界を見ている。
世界は一つじゃない。
この物語は、それをまだ知らない頃のお話。
そんな気がする。
PR
05.22.00:27
あたたかい雪①
私は、私の夢を見る
彼と一緒に地下鉄に乗っていたときだ。
親子の写真とともに、「パパは君で夢を見る」というキャッチコピーの広告が目についた。
犀川はそれを見て、萌絵にこう言った。
「子供は、あんなパパが大嫌いだ」
萌絵も同感だった。
子供で夢を見る親は、もう「親」という生き物だ。
それは人間の生を放棄している。
ついつい人は、そうした装飾に包まれた安楽を望む。
何故か?
それが楽だからだ。
子供に夢を託した方が、自分が夢を実現するよりも楽だからだ。
少なくとも、そんな男だけには関わりたくない、と萌絵は思う。
彼女の父親も母親も、娘に何も託さなかった。
彼らは自分たちの人生を生き、その人生の中で娘を愛したのだ。
私の夢を見るのは、私だ。
―森博嗣『有限と微笑のパン』より―

白の章への構想彼と一緒に地下鉄に乗っていたときだ。
親子の写真とともに、「パパは君で夢を見る」というキャッチコピーの広告が目についた。
犀川はそれを見て、萌絵にこう言った。
「子供は、あんなパパが大嫌いだ」
萌絵も同感だった。
子供で夢を見る親は、もう「親」という生き物だ。
それは人間の生を放棄している。
ついつい人は、そうした装飾に包まれた安楽を望む。
何故か?
それが楽だからだ。
子供に夢を託した方が、自分が夢を実現するよりも楽だからだ。
少なくとも、そんな男だけには関わりたくない、と萌絵は思う。
彼女の父親も母親も、娘に何も託さなかった。
彼らは自分たちの人生を生き、その人生の中で娘を愛したのだ。
私の夢を見るのは、私だ。
―森博嗣『有限と微笑のパン』より―
でも、と僕は思う。
子どもは自分で環境を選べない。自分で住む場所を決められない。自分のお金で病気を治せない。
そんな「子ども時代」と呼ばれる過渡期の中で、親が子どもに果たす役割は計り知れない。
最低限、人生に干渉せざるを得ない。そしてその最低限の干渉は、やはり子どもの心を大きく揺さぶる。
「いつか僕らがグレーになる頃に」の最終章・白の章は、小学5年生の冬、彼らが初めて出会った日から始まります。親に縛られ自由を求める美幸と、自分たちの夢を生き生きと追いかける3人。そんな彼らに美幸は感化されます。しかし一方で、美幸の母は、「子どもを守れるのは親しかいない」と言い放ちます。
「子ども」の気持ちと、「親」の気持ち。
マル・バツなんて付けられない2つの気持ち。
だからグレーだったのだと、今は思う。 最終章は僕らのために
描くか…描かないか…。
随分迷ったけど、やっぱり描くことにした。
自分の人生を振り返ると、いつも、遠回りを選んでしまうことが多い。
それでも、踏み出せば、後悔はない。
あとで後悔することもあるけれど、そのときの決断に後悔は微塵もない。
これは、
あの頃の僕らの物語だ。
描こう。
僕らのために。
05.13.23:11
ラーメン 頂(いただき)!!
柏、随一のデカ盛り!!
今日の夕飯は、前々から気になっていた。「ラーメン 頂」。
僕が好きなのは、背油、にんにく、極太麺、もやしどっさりの、いわゆる二郎系。でも、柏ってこんなにラーメン屋がひしめいているのに、何故か二郎系って見当たらない。『角ふじ』も好きだけど、確固として二郎系じゃない。そんなとき、食べログで気になっていたお店がここ。
にら入りのもやしが8倍まで調節可能という、デカ盛りラーメンで人気を博している。いいじゃん!!まさに二郎ノリじゃん!!さっそく「しょうゆラーメン」650円+「大盛り」100円を購入。店長に「8倍で!!」と声をかけると…。「8倍って、食べられますか??残されちゃ困りますよ。」と低い声で返される。
食べログで、このやり取りを知っていたので、特別嫌な気分になることもなく、話を聞いてみる。
話によると、開店から1年で、大盛り(300g)+もやし8倍=約3kgを食べきった人は2、3人だと言う。「初回だし、足りなかったら後で増やしてあげるから」と言うので、お言葉に甘えて改めて4倍で頼んでみる。
ん~、このビジュアルを待っていた!!
まずは、スープから。
「ああ、これだ!!」
柏の中では、限りなく二郎に近い味だと思う。結構、好き。にんにくは、食卓に置いてあるので自分で調整可能。麺は「かため」で頼んで正解。やっぱり量が多いと、その分食べるのに時間がかかるわけで、麺が伸びることも考えたら「かため」がいいと僕は思う。店長曰く、常連さんはみんな「かため」なのだそう。
注文時にはビビっていたけど、6倍くらいまでなら何とかいけそう。8倍もその気になれば行けると思う。
僕は、見た目細めだけど、正直、食う量とスピードは結構自信がある。本当は、鮒屋くんなんて目じゃない(笑)でも、食べたあとのことを考えると、4倍が丁度いいと思った。
うん、おいしかった!!また行こう!!
あ、今なら味噌ラーメンが600円!!
05.12.02:56
COMITIA97申し込み!!
COMITIA97への参加申し込みカット。
イベントへの参加は、このようなカットを描いて、一緒に申し込みます。
当選すると、ブースナンバーが左上の空白に入り、『ティアズマガジン』というパンフレットに掲載されます。受かるといいな(>_<)
The Ropesでは、メンバーのうち、そのイベントに参加予定の1人が担当しています。前回は、鈴木よみし。今回は、僕が担当させて頂きました。いつも、ペン入れまではアナログでやっているのですが、慣れないフルデジタルに挑戦してみました。やっぱり、慣れないと難しいですね。
―収録予定作品―
●三輪亮介『あたたかい雪』
●鈴木よみし『こおりのこまち』
さて、8月のイベントまで、少し頑張ろうと思います。
で・き・れ・ば!!もう1本、新作をかっさげていきたいと思っています!!