04.23.11:54
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02.27.00:28
初掲載!
2012年2月25日(土)発売の「月刊アフタヌーン4月号」(講談社)にて、先日受賞した『あたたかい雪』が全篇掲載されました。これが僕の誌面デビューとなります。初めての掲載で、反省点もたくさんありますが、とりあえず今は、素直にメチャクチャうれしく思っています。次回作も載せてもらえるように、描くぞ!
その瞬間の「後」
自分の作品を、本屋で買うときのことを何度も想像した。
もしかしたら泣いてしまうかもしれない。人目を気にせずに叫んでしまうかもしれない。
その瞬間が、なんだかとても大事な気がして、僕の中でとても大きくて、そのあとの想像がうまく進まなかった。でも、実際、こうして誌面に載ることができて、僕の心を大きく揺さぶったのは、その瞬間の「後」だった。
たくさんの人から「おめでとう」の言葉をもらった。すぐに本屋に駆けこんで写メを送ってきてくれた人、詳細な感想を送ってきてくれた人、電話口で泣いてくれた奴、自分たちの結婚式でわざわざ僕の宣伝をしてくれた人、FacebookやTwitterで宣伝してくれた人、「印税でハワイに連れてってもらうんでそれまでは応援します」と4冊も買ってくれた奴、遠くで乾杯をしてくれた人、「みーワの本読んだよ。面白かった!」と話しかけてきてくれた子ども達、そして、親、ばあちゃん。
しばらく会えていない人たち、今は遠くにいる人たち。
今の僕に繋げてくれた人たちは、今も僕を繋いでくれている。
ありがとうしか言えない。頑張るとしか言えない。
描いて、応えられるような人になりたい。
本当のマンガ家としての路は、ここから。
02.19.20:57
3月18日(日)ミュージカル『Puff the Magic DRAGON~きみにあえてうれしい~』公演
柏っていい街だよ。ここで生まれてよかった、住んでよかったと感じられる街になったらいいなぁ~の想いから始まった柏市児童センターミュージカル。台本・演出・音楽・衣装・美術など、すべてボランティアが力を合わせて作り上げた作品です。演じるのは柏の子どもたち!
暖かい人の輪から、小さな幸せと喜びを込めて贈る「児童センターミュージカル」第11作!私、三輪は今回、「演出」「舞台監督」「美術」を担当させて頂いています。お時間ある方は是非遊びにお越しください。
日時:2012年3月18日(日)
開場:午後1時30分
開演:午後2時00分
入場無料
場所:柏市豊四季台近隣センター(体育館)
住所:千葉県柏市かやの町2-65
行き方:柏駅西口より,豊四季台団地循環バス(柏01)で「集会所」下車,徒歩10分
※お車でのお越しもOKです
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―物語の概要―
ケンタは、サッカー大好きな小学4年生。でも、親友のサトシがアメリカに転校してしまって以来、とても落ち込んでいました。
そんなある日、絵本『パフ』を読んでみると、そこには親友のジャッキーを失ってしまったドラゴン、パフの物語が描かれていました。
パフに同情したケンタは、「君の気持ち、よくわかるよ、パフ」と呟きます。
すると、どうでしょう!突然、絵本の中からキノコが現れて、「ドラゴンの気持ちがわかる君に、僕たちの世界を救ってほしい」とケンタに頼むのです。
しぶしぶながら魔法の世界、ミュゼリアに入るケンタ。そこでは、邪悪な魔法使い「マズルカ」が復活したという噂が流れていました。
そのマズルカを退治できるのは、伝説のドラゴン「パフ」しかいないと。しかし、パフは、親友のジャッキーが行方不明になってしまって以来、ホナリーの洞窟に閉じこもったまま、出て来ないというではありませんか。また、パフを完全復活させるには親友のジャッキーの力が必要だといいます。
パフを励ましながら、同時に自分を励まし、成長していくケンタ。
果たして、ジャッキーを探し出すことはできるのか!?
伝説のドラゴンを復活させることはできるのか!?
僕らが出会った意味ってなんだろう。
たとえいつか、離ればなれになってしまっても、「僕は元気だ」と言えますように・・・。
合言葉は・・・、「ベストを尽くせ!」
柏の子ども達が贈る、心あたたまる、感動のミュージカル!
02.18.11:04
『美大受験戦記 アリエネ』第1集、大好評です!
大注目!偏差値38からの恋と芸術の物語。
幼い頃から家族に「天才アーティスト」と褒められて育ち、勉強せずに漫画ばかり描いていたら、偏差値最低高校に通うことになった歌川有(うたがわゆう)。
「ウチはニート禁止だ。大学に行かないなら家を出ろ。」と父に言われ、美大受験を決意。
だが訪れた美術予備校で、木炭デッサンを通じ自分の画力の無さを痛感する。
そんな有の前に、葛飾夢(かつしかゆめ)という美少女が現れ…!?
「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌にて連載開始早々、大好評!
恋あり成長ありの美術予備校青春コメディー、ファン待望の第1集登場!!
(Amazon商品説明より抜粋⇒山田玲司『美大受験戦記 アリエネ』第1集)
02.16.01:50
彼女です(*^^)v
かわいいですよね。・・・彼女です(*^^)v
もう25年の付き合いになります、僕の親友、その彼女です。
あんまりこのブログで女性について書くのは気が引けるんですが、とにかく彼がノロけてくるわけですよ。もう、ラブラブなんです!画像は、美容室のカットモデルをしたときのもので、今日、夕飯を一緒に食べている時にあんまり嬉しそうに見せて来るので、写メを送ってもらいました。(実際かわいいし)
●lien hair リアンヘアー
僕も何度か会っているんですが、本当に良い子なんですよね。気が利くし、キャピキャピした感じじゃなくて、妙に落ち着いているし。年下とは思えない!しかも、奇跡的に、年の差こそあれ、彼女も僕らも同じ小学校出身なんです。だからたぶん、昔、話はしていないにせよ、僕らは会っている。縁って、不思議なものです。
コーヒーゼリー
19時過ぎに仕事帰りの彼の車に乗せてもらって、お墓参りをしてきた。辺りは街灯一つなくて真っ暗なのだけど、毎年のことだから、もうさすがに慣れてきた。7年前の霊園は、新しくできたばかりで、随分殺風景なところだと思ったものだけど、今は見渡す限り石が並べられていて、暗がりの中で彼女を見つけ出すのにひと手間かかってしまう。毎年来ているのに、場所はおぼろげ。でも、毎年、そのときの夜空はきちんと覚えている。不思議だ。
お花とビールと、タバコ。僕はLARKの最後の1本を添えた。2月が寒くて良かった。夏だったら、いつまでもそこにいてしまうから。そんな、誰に言い訳したのかわからないことを言いながら、名残惜しげに手を振ったのだけど、きっと暗くて見えなかっただろう。
「かつ太郎」でとんかつを食べながら、30代への展望を語り合った。
会えなかった時間を埋めるように、伝え合う。
少しの変化、大きな変化を、きちんと噛みしめながら、腹に落として行く。お腹がいっぱいになったら、一服。タバコを切らしていたので、彼のKOOLを1本もらう。変わらないメンソールの味に、なんだかほっとして、バカ話で笑い合う。
デザートは、彼がチョコバナナパフェ、僕はコーヒーゼリーを頼んだ。
パフェの上の部分を食べ終えて、中盤にある、チョコソースの塊の部分にスプーンを差したところで、彼が険しい顔でぼやいた。
「これ、コーヒーゼリーなんだけど・・・」
きっと、そこは変わらない。