04.22.21:56
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08.05.03:34
20年間のクラスメイト
20年間のクラスメイト
今日、小学校からの友人の結婚式に、逗子まで行ってきた。
「海が見える場所」を選んだのは彼女だった。
昔から負けん気の強い女で、人一倍努力家で、背伸びをしてケンカをしては、よく泣いていた。
前へ、前へ。一刻も早く、大人になりたいようだった。
机を並べてバカ話をしていた彼女が、ウェディングドレスに身を包んだ姿を見ていると、一瞬タイムスリップをした感覚に陥った。小学5年生の僕が、今の彼女を見ているような感じ。そんな空想を支えていたのは、同じく今日、円卓を囲んでいた同窓生達の存在と、何より、当時のクラス担任の、「先生」の存在だった。場所と時代は違えど、僕らは20年前もこうやって一緒に机を並べて、先生の話に耳を傾けていた。
会場には当然ながら、新郎新婦の職場や、地元、学生時代の仲間たちもいるわけで、参加者はそれぞれに、新郎新婦の時代時代を切り取った中で、ある時間を共に過ごしてきた人たちだ。
中でも、新郎の友人代表の言葉が印象的だった。決して流暢に喋るわけではなかったけど、言葉の中には、新郎という人間を理解して、大切に思っている友だちの「愛」を感じた。ありふれたエピソードの中に、その人の細やかな変化をきちんと感じ取っている親友の「目」。親友だから語れる日々が、そこにはあった。
新婦側は、やはり最後の両親に宛てた手紙が印象的だった。内容も素晴らしかったけど、僕は彼女の声に涙腺が緩んだ。彼女の朗読は、昔から簡潔で卒なく読む、まあ、いわゆる棒読みなのだけど、それは照れ隠しも多分にあるわけで、自分の感情を相手に知られるのを避けようとする、一種の防衛本能が働いているのだとも言える。それが国語の教科書だったらその策も奏功するのだろうけれど、今日の手紙には彼女の素直な感情が満ち溢れているわけで…。それがフラットな声の間から、ときおり高く、ときおり低く、零れ落ちる。その度に、僕らも少し泣きそうになった。
それは、とても小さなこと。式と披露宴を一緒に行ったり、撮影に応える表情、一点物のウェディングドレス、カップの持ち方、会釈の仕方、そのひとつひとつに「彼女らしさ」を感じられること。それを僕一人じゃなくて、隣にいるクラスメイトが、今も、うんうんと頷いてくれること。
僕らは、20年前のクラスメイトではなく、たぶん、20年間、クラスメイトだった。
僕は先生に尋ねた。
「先生、僕ら、変わりましたか?」
先生が言った。
「きっと、私が知らない、君達が過ごした時間があって、その中で君たちは成長をしてきたのだと思うけど、
こうやって話している姿を見ていると、何も変わらないよ」
おめでとう。
これからも、よろしく。
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08.01.00:39
世界に一つのウェルカムボード
厚みを感じる―
8月4日に地元の女友達が結婚をする。
それにともない、僕と親友の2人でコラボしたのが、このウェルカムボード!やっと完成しました~!
僕の2次元の絵と、彼の粘土細工、ビーズなどの3次元の造形。想いのいっぱい詰まったウェルカムボードになりました!新婦のリクエストで、ウェディングウェディングしない感じで、玄関に飾れるようなポップな感じに仕上がりました!
過ぎた夏、想い出の夏、これからの夏。
同時並行で、他の友だちがビデオも編集してくれたんですけど、小学校以来のいろんな想い出がフラッシュバックして、人の厚さっていうんですか、人生の重なり方を感じました。今までも感じてたけど、ここまで厚みって感じなかった。これも30歳っていう年齢の重みでしょうか。
さて、あとは当日を待つのみ!
楽しんできます!
07.30.18:36
『美大受験戦記アリエネ』第3集、発売!
山田玲司先生の『美大受験戦記アリエネ』第3集が、本日、7月30日(月)発売です!
―第3集概要―
美大受験予備校に通う有(ゆう)は、特待生の光河と、春季講習総決算のコンクールで、将来とプライドを賭け勝負をすることになる。ヒロイン・夢(ゆめ)への想い、第2集で急接近した美少女・弥生(やよい)との関係は!?
“辛く楽しい”美術予備校ライフを描く、大好評青春グラフィティー、待望第3集!!
「俺はそういう『動こうとしなかった』奴がキライなんだよ…
それって現実から逃げて何もしなかったってことだろ?」
「『始めた人間』を、バカにすんじゃねぇ…」
盛り上がってきてます、アリエネ!!
僕の周りの方々もけっこう読んで頂いているようで、本当にありがとうございます!
まだまだ盛り上がっていくので、応援、よろしくお願いします!
●美大受験戦記 アリエネ 3 (ビッグ コミックス) [コミック] 山田 玲司 (著)
07.16.17:52
出産祝いにランドセルはね~だろ~
だから、どんなに辛気臭い日があっても、笑って帰れる。
んで、21時からは三輪組のこーじと亮太と飲み会。
僕が駆け付けたときには、2人とも既にデキ上がっていた。いつもはバカ話で盛り上がるんだけど、昨夜は少人数ということもあって、けっこ真面目な話。教育の話、世代の話、20代と30代の話。
熱く語るこーじ。真剣に受け答えする亮太。
耳を傾ける。2人の熱は、たぶんアルコールのせいだけじゃなかった。
生きることが難しくなっていく時期が、誰にしもに訪れる。伝えたいのに、伝わらない。分かってほしいのに、分かり合えない。いくつか乗り越えても、またいくつかの壁が立ちはだかる。そんなとき、僕はどうしていただろう。
経験のないものもある。どうしていいかわからない。
先人たちの声に耳を傾ける。後輩たちの声に耳を傾ける。
こんなに人って違うものなのか。こんなに人って同じものなのか。
大した答えは言ってあげられない。でも、今の声が聞けて良かった。
最後はお決まりで、かわいい店員さんに絡む。
笑いと笑いの中に、悔しい気持ちや悩んでいる自分をそっと包む。
だから、どんなに辛気臭い日があっても、笑って帰れる。
でも、奨んちの出産祝いにランドセルは、やっぱシャレになんない気がするぜ?
07.16.17:29
TRAIN-TRAIN
池袋サンシャイン60 59F OCEAN Casita Italian SeafoodGrill
世界中に定められた どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は どんなに素晴らしいだろう
18時半からは大学のサークルの先輩の結婚式。
まぁ、結婚ラッシュなので最近は結構な頻度でみんなに会っている気がします(笑)
同じサークルでも、新郎新婦はディスカッション、スピーチセミナーだったので、僕が所属していたドラマセミナーとは違うんですが、オール活動ではかな~りお世話になっており…、いや、っつーか、僕はわけ隔てなくサークルの奴らは好きだったので、時間が許す限りはこういうお祝いごとは行くようにしています。
実際行くと、今まで一度も話したことのない人と話せたりして面白いんですよ。
昨夜も、一度も話したことない、ある先輩から話しかけてきてくれて、ビックリしました。むしろ、さすがですよね。後輩の僕から行くべきところをあちらから来るわけですから。やっぱりすげーですよ。
彼のリタイアメントスピーチは、「俺はトレイントレインをテーマソングに1年を過ごしてきました」って言って、歌い出すんです。そして周りの後輩達がそれを合唱して送り出す。そんな光景が1年生だった僕にはすごく眩しく映った。
それを受け継いだのが、他でもない今回の新郎だったわけです。そのマインドは、その後も受け継がれ、その後継者たちが、昨夜あの場所に集まっていたような気がします。
世界中に定められた どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は どんなに素晴らしいだろう
世界中に建てられてる どんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう