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The Ropes~平成の常盤荘~代表三輪亮介のブログです。 ここでは日常で切り取った一枚の写真をもとに 日々の想いなどをつづりたいと思います。
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  • 04/20/18:33

03.17.00:30

名前が同じだけの3月11日

君との思い出を

胸ポケットにしまい込んだのを忘れていて

そのまま洗濯しちゃったものだから

もうしわくちゃのカチカチさ


 
破かないように ゆっくり開いてみるのだけれど

最初の文字がもう消えちゃっていて

まるで歌い出しを忘れてしまった歌のよう
 

 
何度も回るカレンダーが

今日も同じ日を届けてくれるけど

 
働き者の地球が

今日も変わらず朝を届けてくれるけど

 
名前が同じだけの 3月11

 

そういえば 僕の背番号6番は

今は誰の背中で 風に泳がされているのだろうか


 
 
こうなったら
 
息ができないくらい 君に夢中だった僕と

本当に息ができない プールの中の僕と

同じにしてしまおうかな


 
くるくる ゆっくり回りながら

何かを決めたように 思い切り壁を蹴ってみる

決して同じ場所には たどり着かないけど

息継ぎを忘れるくらい 今も夢中で泳げるだろうか

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03.16.00:00

涙さん



涙さんに聞いてみた


 
なぜこぼれてしまうの?


 
涙さんは困った顔をして

今度はもっと 泣いてしまったっけな


 
うれしいの?


かなしいの?


 
わからないまま伝うものが

きっとたくさんあるのだろうな
 
 

 
あの日の僕には ただ隣に座ってくれる人がいてね

朝になったら

僕の顔がよく見えたみたい

 
手を叩いて笑うものだから

今度は僕が 笑ってしまったっけな

 

泣いているの?
 

笑っているの?


 
わからないまま頷くものが


きっとたくさんあるのだろうな

03.15.19:17

「1」が「100」になる瞬間

「0」が「1」になる瞬間が好きだ。
 
 
 
僕の毎日は、きっと、見えていないものの方が多い。
 
いや、まだ存在していないものの方が多い。
 
待っていても、誰も現れない。何も始まらない。
 
「0」のまま。
 
 

 
何もないただの「教室」が、小さな「劇場」になる。
 
真っ白な「コピー用紙」が、一遍の「物語」になる。
 
ただの「空き地」に、僕が1本の苗を植える。
 
その、「0」が「1」になる瞬間が好きだ。
 
 


台本に並べられた「文字」が、みんなで声に出すと「言葉」になる。
 
ただの「職場の人」が、信頼する「仲間」になる。
 
ただ過ぎて行く「時間」が、かけがえのない「時間」になる。
 
そしていろんな人が、いろいろな花を植えてくれて、「庭」になる。
 
その「庭」でバーベキューでもしようかと、また人が集まる。
 
たくさんの笑い声が、土曜日に響く。
 
 

その、「1」が「100」になる瞬間がもっと好きだ。

03.13.15:04

「リョウタとアキコ」

いつか15歳の頃を思い出したとき、

僕はどんなふうに振り返るだろう。

 

いつか15歳の頃を思い出したとき、

私はどんなふうに振り返るだろう。

 

文節と単語の違いって、なんだっけ。

「解の公式」って、なんだっけ。

 

一番石油の輸出量が多い国は、どこだっけ。

必死に覚えた年号や、化学反応式も、少しずつこぼれ落ちていく。

 

きっと、こんなに必死に覚えた英単語も熟語も、忘れてしまう。

 

でも、きっと、アキコちゃんと飲んだコーラの味を僕は忘れない。

2人で食べたカップラーメンの味を、帰り道見上げた満月を、

どうしようもなく思い出す。

 

僕にとってこの受験は、

アキコちゃんと出会ったことや、リョウちんと出会えたこと、

アキコちゃんと交わした会話、リョウちんと話せたこと、

アキコちゃんと一緒に過ごした時間、リョウちんと一緒にいれたこと、

それがすべてで、忘れられないことばかりだよ。

 

 

ねぇ、

どんな大人になっていますか?

私らしく過ごしていますか?

僕らしく生きていますか?

 

今、幸せですか?今、苦しいですか?

私を見てくれている人はいますか?

僕のそばにいてくれる人はいますか?

 

新しい友だちはできましたか?昔の友だちと仲良くしていますか?

約束は果たせましたか?果たせなかった約束はありますか?

 

大切な人は増えましたか?

大切な人を忘れていませんか?

 

大切なものは、まだ大切にしていますか?

 

僕らはもう、「また、明日」と手を振ることはない。

それぞれの学校で、それぞれの教室で、それぞれの窓から、

それでも同じ空を見て、君が、あなたが、僕を、私を、

思い出してくれればいいな。

 

私たちはもう、「また、明日」と手を振ることはない。

それぞれの毎日で、それぞれのスピードで、それぞれ大人になっていく。

 

でも、君の「また、明日」という小さな約束が、

僕にとって当たり前の明日を、特別な明日に変えていってくれたように、

 

きっと、「また、いつか」という約束が、

私にとって当たり前の未来を、特別な未来に変えていってくれるに違いない。

 

明日の朝、彼と目があったら、こう言おう。

明日の朝、彼女と目があったら、こう言おう。

 

目いっぱいの感謝と、僕らの未来が繋がっていることを信じて‥

 

「また、いつか!」

02.26.06:53

one's feeling

人は、自分の変化を

本や、言葉や、他人のおかげだと考えがちだけど、

それらは「きっかけ」でしかなく、

残念ながら、外側のものはその人を変える力は持ち合わせてはいない。

変わる力は、いつだって内側にある。



もっと言えば、

人は「変わる」わけではない。

「気づく」のだ。

すべてはその人の中に最初からあるものだ。




たとえば、

「悲しい時に海を見ていると、

 いろんなものが流されていく音がするね」

と、誰かがいう。


ある人は、「ほんとだね」と言い、

ある人は、「そんな音はしない」と言う。

感じることができるか、

できないか、

その差だ。


1年後、


ある人は、「少しわかる気がしてきました」と呟く。




その変化に彼女はとても喜んでいたけど、

彼女が変わったわけではない。

すべては彼女の中に最初からあったものだ。





誰しもの中に、かならず在るもの。


それが「これ」であったらいい。



誰しもの中に、在るわけではないもの。


それが「これ」だったら少しつらい。




僕にもきっと、聞こえない音はあるはずなのに。

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