04.20.18:33
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03.17.00:30
名前が同じだけの3月11日
そのまま洗濯しちゃったものだから
もうしわくちゃのカチカチさ
最初の文字がもう消えちゃっていて
まるで歌い出しを忘れてしまった歌のよう
今日も同じ日を届けてくれるけど
今日も変わらず朝を届けてくれるけど
今は誰の背中で 風に泳がされているのだろうか
本当に息ができない プールの中の僕と
同じにしてしまおうかな
何かを決めたように 思い切り壁を蹴ってみる
決して同じ場所には たどり着かないけど
息継ぎを忘れるくらい 今も夢中で泳げるだろうか
03.16.00:00
涙さん
かなしいの?
きっとたくさんあるのだろうな
朝になったら
僕の顔がよく見えたみたい
今度は僕が 笑ってしまったっけな
きっとたくさんあるのだろうな
03.15.19:17
「1」が「100」になる瞬間
その、「1」が「100」になる瞬間がもっと好きだ。
03.13.15:04
「リョウタとアキコ」
いつか15歳の頃を思い出したとき、
僕はどんなふうに振り返るだろう。
いつか15歳の頃を思い出したとき、
私はどんなふうに振り返るだろう。
文節と単語の違いって、なんだっけ。
「解の公式」って、なんだっけ。
一番石油の輸出量が多い国は、どこだっけ。
必死に覚えた年号や、化学反応式も、少しずつこぼれ落ちていく。
きっと、こんなに必死に覚えた英単語も熟語も、忘れてしまう。
でも、きっと、アキコちゃんと飲んだコーラの味を僕は忘れない。
2人で食べたカップラーメンの味を、帰り道見上げた満月を、
どうしようもなく思い出す。
僕にとってこの受験は、
アキコちゃんと出会ったことや、リョウちんと出会えたこと、
アキコちゃんと交わした会話、リョウちんと話せたこと、
アキコちゃんと一緒に過ごした時間、リョウちんと一緒にいれたこと、
それがすべてで、忘れられないことばかりだよ。
ねぇ、
どんな大人になっていますか?
私らしく過ごしていますか?
僕らしく生きていますか?
今、幸せですか?今、苦しいですか?
私を見てくれている人はいますか?
僕のそばにいてくれる人はいますか?
新しい友だちはできましたか?昔の友だちと仲良くしていますか?
約束は果たせましたか?果たせなかった約束はありますか?
大切な人は増えましたか?
大切な人を忘れていませんか?
大切なものは、まだ大切にしていますか?
僕らはもう、「また、明日」と手を振ることはない。
それぞれの学校で、それぞれの教室で、それぞれの窓から、
それでも同じ空を見て、君が、あなたが、僕を、私を、
思い出してくれればいいな。
私たちはもう、「また、明日」と手を振ることはない。
それぞれの毎日で、それぞれのスピードで、それぞれ大人になっていく。
でも、君の「また、明日」という小さな約束が、
僕にとって当たり前の明日を、特別な明日に変えていってくれたように、
きっと、「また、いつか」という約束が、
私にとって当たり前の未来を、特別な未来に変えていってくれるに違いない。
明日の朝、彼と目があったら、こう言おう。
明日の朝、彼女と目があったら、こう言おう。
目いっぱいの感謝と、僕らの未来が繋がっていることを信じて‥
「また、いつか!」
02.26.06:53
one's feeling
人は、自分の変化を
本や、言葉や、他人のおかげだと考えがちだけど、
それらは「きっかけ」でしかなく、
残念ながら、外側のものはその人を変える力は持ち合わせてはいない。
変わる力は、いつだって内側にある。
もっと言えば、
人は「変わる」わけではない。
「気づく」のだ。
すべてはその人の中に最初からあるものだ。
たとえば、
「悲しい時に海を見ていると、
いろんなものが流されていく音がするね」
と、誰かがいう。
ある人は、「ほんとだね」と言い、
ある人は、「そんな音はしない」と言う。
感じることができるか、
できないか、
その差だ。
1年後、
ある人は、「少しわかる気がしてきました」と呟く。
その変化に彼女はとても喜んでいたけど、
彼女が変わったわけではない。
すべては彼女の中に最初からあったものだ。
誰しもの中に、かならず在るもの。
それが「これ」であったらいい。
誰しもの中に、在るわけではないもの。
それが「これ」だったら少しつらい。
僕にもきっと、聞こえない音はあるはずなのに。