11.22.18:57
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03.17.00:30
名前が同じだけの3月11日
君との思い出を
胸ポケットにしまい込んだのを忘れていて
そのまま洗濯しちゃったものだから
もうしわくちゃのカチカチさ
破かないように ゆっくり開いてみるのだけれど
最初の文字がもう消えちゃっていて
まるで歌い出しを忘れてしまった歌のよう
何度も回るカレンダーが
今日も同じ日を届けてくれるけど
働き者の地球が
今日も変わらず朝を届けてくれるけど
名前が同じだけの 3月11日
そういえば 僕の背番号6番は
今は誰の背中で 風に泳がされているのだろうか
こうなったら
息ができないくらい 君に夢中だった僕と
本当に息ができない プールの中の僕と
同じにしてしまおうかな
くるくる ゆっくり回りながら
何かを決めたように 思い切り壁を蹴ってみる
決して同じ場所には たどり着かないけど
息継ぎを忘れるくらい 今も夢中で泳げるだろうか
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