11.23.11:13
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02.17.00:57
手紙
岩名中学校生徒から手紙が届きました!
1月27日に野田市岩名中学校の「職業座談会」に「マンガ家」としてお呼びがかかり、1日講師をしてきました。まだ卵の僕に…マジ恐縮です!
そのお礼や感想の手紙が本日、僕の手元に届きました。サプライズでした!
(1月27日の記事)
theropes.side-story.net/Entry/34/
僕は現在、児童センターでボランティアミュージカルをやっている関係で、子どもたちと接する機会が多いです。
もとを辿れば高校生2年生の頃、友だちと近所の公園でたむろしているうちに小学生達と仲良くなったのが始まりで、サッカー・バスケ・缶けりなど、毎日のように遊んでいました。そんな変な高校生だったものだから目立ったのでしょう。気づけば色々な地域活動に呼ばれるようになり、今日に至るわけです。
僕自身は「教育」とか「ボランティア」とか大それた意識はなくて、単に子どもといると楽しいってだけなんですが。
でも、10年ほど子どもと関わっていても、やっぱり驚かされることばかりです。『逆光』のあとがきでも書きましたが、時折子どもの感性の成長スピードについていっていない自分に気づきます。
僕らが思っているよりも子どもは全然大人で、大人は自分が思っているよりも全然子どもなんです。
改めて中学生の感性にしびれたので、今回は手紙の内容、匿名で少し紹介させてください。
本当はメチャクチャ全部紹介したい気持ちでいっぱいです!
すべて、中学2年生の言葉です。
「三輪先生の言葉の中に、“自分たちは何の為に勉強しているのか”…この質問、大体皆は良い高校に入る為だとか、何の為に部活・委員会をやっているのかに対して内申点を上げる為だとか、周りの人達はいつもそうやってつまらない応答ばかりで…(中略)少なからず、私はそういう人間にはなりたくないので、とりあえずユーモアの心と人を思う心を大切にして、弱い自分を真っ直ぐに見つめられる強さを持ちたいです。
勉強する意味、生きる理由について考えさせられた今回の座談会はとてもいい機会でした。楽しく思うままに絵を描こうと思います。」
「私も少し絵を描くのですが、ネガティブに考えて将来をあきらめていました。でも、三輪さんの話を聞いて、希望が開けたというかなんというか…自分の絵や話で人の心を動かせるって本当に凄いことだし、難しいことだと思います。中学生じゃまだ無理かもしれないけど、私にもいつかそんなことができるようになりたいです。
自分のために何をするべきなのか分かった気がします。」
「あと、三輪先生の言っていた“常になぜ?と考える”という言葉を聞いて、これから自分もいっぱい“なぜ”を考えようと思いました。」
「一番心に残ったことは『ちょっとした感動を見逃さないようにしていく』ということです。だから私はこれからはちょっとした感動を見逃さないように、常に世界に耳をかたむけていきたいと思います。」
「私は将来、何になるかをまだ決めていません。夢もまだありません。もうすぐ自分は中学3年生で進路などを決めなくてはいけません。ですが、夢を見たり将来のことを考えるのは、今だけなんじゃないかと思いました。確かにずっと夢を見ている訳にはいきませんが、人にはいろんな可能性がある、だからこそもっとちゃんと考えていきたいと思いました。(中略)三輪さんの話を聞いてとても大変そうだと思いました。けど、三輪さんが漫画のことを話すとき、生き生きしてました。仕事のことなのに、楽しそうに話していたのがとても素敵だと思います。」
まだまだ紹介しきれないくらい中学生2年生のたくさんの想いと気持ちがありました。
勇気づけられるのは僕の方です。ありがとう…。
実は、僕の次回の作品構想が固まってきました。
Vol.3で予告はしたのですが、『Blue・Blue・Blue』というタイトルです。
僕の中学時代をもとにした物語です。勿論、座談会の影響も大きかったです。
中学生のころ、僕もたくさんのことを感じていました。
モヤモヤした気持ちもあったし、言葉にできなかった想いもあったと思うんですね。
それを今、絵に、物語に、マンガにしようと思います。
全部で4部作の『いつか僕らがグレーになる頃に』。その第一部『Blue・Blue・Blue』!
もしかしたら、取材にいくかも!笑
そのときはまたよろしくね!
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