11.22.13:36
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01.08.16:39
「自信」と「許容」
僕らの手が、少しは大きくなれた、ということだろうか。
まぁ、プラリと、集まる呼びかけも緩い感じで小学校時代からの友だちと新年会。。
高校生のとき、よくガストで朝方までみんなと一緒にいた。時間の使い方は、あのときと何も変わらないのに、あの頃の朝方の元気が、今の僕らにはもうない。
何を話したのだろう。おそらく、人と人が集まって話題の中心になっているのは、「人と人の価値観の違い」であることが多い。それが、高校時代、好きな人や友だちに偏っていたのが、同僚や上司、結婚相手などにすり替わったに過ぎない。それでも、10年以上経った今でも、僕らは相も変わらず悩み続ける。
30歳。
30歳の僕らにとって、20代前半の成長と20代後半の成長とは、一体どのようなものであっただろう。
結論から言えば、前者は「自信」であり、後者は「許容」だった。
「自信」とは、新たなものを吸収し、還元し、評価されることで得られるもので、刺激的で充足感を得やすいのが特徴だと思う。一方、「許容」とは、自信で余裕が生まれることで、自分のスペースに他人の価値観を受容することをいう。緩やかで穏やかな成長のため自分自身の成長として充足感を得にくい。しかし、確かにそれは「成長」と呼べる。
始発を待つ間、自動販売機であたたかいものを買う。
公園で夜を明かしたときも、確かこんなふうに飲みものを手で包んだ。
風景も、人も、空気も、時代も、何もかも変わってしまったのに、同じように包めるのは、
僕らの手が、少しは大きくなれた、ということだろうか。
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