11.25.22:42
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12.11.16:46
パフ②
もっといい「時間と場所」を作りたい。
今日は、第11回柏市児童センターミュージカル『PUFF the Magic Dragon~きみにあえてうれしい~』の試演が執り行われました。新作台本のお披露目、そして、先月行われたオーディションを受けての、キャスト発表!役をもらった子ども達の照れた顔、うれしそうな顔。これからの練習が楽しみです♪
試演では、僕は主人公のケンタをやらせてもらいました。いつもは裏方に徹している、大人スタッフ達の演技を見ることができるのも、この試演の、一つの醍醐味ではないでしょうか。役者経験はほとんどない僕は、まだ演じることに恥ずかしさを隠せませんが…(^_^;)
今回の台本は本当に短い期間で作られました。
なので、完成するまでは若干焦っていたり、不安もあったんですが、不思議と今は、早く稽古に入りたい気持ちでいっぱいです。わくわくしてる。前回、初めてこのミュージカルの演出を任せて頂いて、気付かされたことがたくさんありました。今度はそれを活かして、もっといい「時間と場所」を作りたい。そう、大切なのは、「時間と場所」を作ること。それをみんなで作っていく過程がおもしろい。
3月まで、このメンバーで突っ走っていこう。
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11.20.17:02
パフ①
The Audition
今日は、2012年3月18日(日)公演、
柏市児童センターミュージカル『PUFF the Magic DRAGON~キミにあえてうれしい~』のオーディションが執り行われました。今回は、中高生が卒業してしまった関係で、全体的に年齢層も下がり、参加者も減っちゃうのかな~と思っていました。
ところが!!蓋を開けてみてビックリ!既存メンバーに加え、新規メンバー、そして何より卒業メンバーの再起!!既存メンバーはメキメキ力を付けてきているし、みんな主役級の力があるんですよね。
新規スタッフの申込もたくさんあったようで、これから一緒に活動していくのが楽しみになりました。
「演出」をやってみて良いなって思ったことは、子ども達一人一人の成長がよく分かること。
これまでの「美術」や「役者」としての局所的な役割よりも、「演出」という全体を鳥瞰できるポジションにいさせてもらえることで、子ども達の努力や成長率がすごく身近に感じられるようになりました。
よし!みんなが楽しく活動できるように、充実した時間を過ごせるように、
僕なりに精一杯、準備を進めていこう!
11.07.03:12
くまのぬいぐるみ⑫
終演
11月5日(土)、児童センターミュージカル『くまのぬいぐるみ~きみのこころをきかせて~』が、無事終演を迎えることができました。これもすべて、これまで頑張ってきてくれた子ども達、スタッフ、ご家族、職員の皆さん、施設スタッフ、そして、忙しい中、当日劇場まで足を運んでくださったみなさん全員のおかげだと思います。本当に、本当に、ありがとうござました<m(__)m>
眠れない夜
3日前から眠れなかった。それは、当日のテクリハのシュミレーションや、照明プランとか、やらなくちゃいけないことも勿論あったんだけど、何より、緊張して眠れなかった。身体は疲れているのに、どうしても眠れない。
無事に公演できるだろうか。お客さん達は観に来て良かったと思ってくれるだろうか。僕が最後、子ども達に
伝えなくちゃいけない言葉は何だろう。みんな、最後に笑ってくれるだろうか。
自信を構築するだけの時間は、今は作れない。その中でやるだけやってきたつもりだけど、それでも常に不足感が残る。押し寄せる不安から逃れようと目を瞑ってみるけれど、心臓の音がうるさくて、やっぱり眠れない。結局、窓が明るくなっていく。あの人もこんな気持ちだったのかなぁって、今はベルギーにいる、前・演出家の人のことを想う。
でも、朝になると、不思議と気持ちが落ち着いてくる。みんなの顔が浮かんでくる。「楽しもう」って気持ちを忘れちゃダメだ。最後の一本、思いっきり楽しむために、自分が今できることを精一杯やろう。そんなシンプルな気持ちになるためには、必要な緊張量だったのかもしれない。
「ごめんね」と「ありがとう」の世界
最後の幕が閉じた瞬間、子ども達が満面の笑みで一斉に駆け寄ってきてくれたことが何よりうれしかった。
お客さんが良かったよ~って笑顔で話しかけてきてくれたのもすごい嬉しかったし、ほっとした。
もちろん、完璧じゃない。失敗もあった。けど、そんなの全然たいしたことじゃない。全然、まったく。
大切なことは全部、伝わった。
みんな笑ってる。
伝える。伝わる。
いつも最後に僕の中に残ることは、たくさんの「ごめんね」とたくさんの「ありがとう」。
僕のせいでスタッフやご家族の人に迷惑をかけたところは、きっとたくさんたくさんあって、何度も「ごめんね」って言葉が浮かんでくる。そして、たくさんの人たちへ感謝の気持ちが湧き上がる。
この2つの言葉の関係は、僕ができなかったことを、誰かがやってくれているってこと。
だから、「ごめんね」と「ありがとう」って言葉は、人と人がちゃんと支え合っている証拠なのかもしれない。
いつか、児童センターの先生が言っていた。
「私たちの世界はね、『ごめんね』と『ありがとう』の世界なの。」
きっと、そうだ。
たくさんの人に支えてもらった。
10.31.17:14
くまのぬいぐるみ⑪
昨日は、最後の練習日。
ついに、5日後の11月5日(土)に、本番の幕が上がる。期待と不安が半分、半分。
みんなは、一体どんな気持ちで舞台に上がるんだろう。
大切なことは、たくさんある。
大きな声を出すこと、台詞を間違えないようにすること、上手に踊ること、立ち位置、歌…。
でも、それらだけを追うのならば、僕らが児童センターでやる意味は、とても薄いものになってしまう気がする。
「何のために?」
それらを子ども達が考えることの方が、もっと大切。
全員にそれを求めるには、ここの年齢層は少し広すぎるのだけれど、それでも僕は、投げかけてみる価値は十分にあるって信じている。実際、子ども達の中には、ここ最近、意識の変化を見せる子も、少なからず見受けられる。
今まで頑張ってくれた仲間のために、
忙しい時間を割いて観に来てくれるお客さんのために、
何より自分のために、
「誰かのために」
誰だっていい。それが自分でも、他人でも。
でも、それぞれ描くものは違っていても、一つだけ、同じものがある。
それさえあれば、きっと僕らは一つになれる。
おまじないみたいに、ずっと信じている言葉。
「これで僕らは一つになる」
10.23.20:23
くまのぬいぐるみ⑩
「いつも最終回」
ミュージカルの練習もいよいよ佳境を迎えています。
今日を終えて、残り練習日、あと一回。緊張してきました(+o+)
いつも劇を作るときに思うのは、「いつも最終回」だということ。
メンバーは毎年入れ替わる。それは仕事の関係かもしれないし、引っ越しかもしれないし、部活動が忙しくなるからかもしれない。一人ひとり違う生活を持っている限り、こうやって一緒に過ごす時間は、人生の中でほんの一瞬。来年の3月公演に、このメンバーが全員揃うことはない。
だから、いつも劇を作るときは、このメンバーで作る最後の作品なんだよなって思う。そう思うと、その限られた一瞬をかみしめたいと思う。みんなの顔を焼き付けたいと思う。本番が近づくということは、さよならする日が近づくということ。少し淋しくもなる。
だからこそ、コミュニケーションを大切にしたい。
それは「おはよう」って挨拶だったり、お弁当を皆で一緒に食べることだったり、真剣に練習に取り組んだり、遊んだり、他愛のない雑談だったり、始まりと終わりの円陣だったり。会話を交わすたびに、仲良くなる。仲良くなったら、今度はもっと、話をしたくなる。子どものときも、大人になった今でも、そんなの変わらない。
本番までの練習、残りあと一回。