04.19.18:19
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04.06.00:00
大切なものは目に見えない
大切なものは目に見えない
誰にも見えない「未来」を
思うように描いてみただけさ
僕が描いた絵 「夢」という絵
誰にも見えない「空気」を
場に合わせて読んできただけさ
僕が読んだ本 「嘘」という本
誰にも見えない「気持ち」を
拳を握るように込めてみただけさ
僕が込めたもの 君にはわかる?
大切なものは目に見えない
目に見えないから感じるしかない
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04.05.00:00
感情
この感情はなんだろう
隣り合わせの感情が 僕の中を行き来しているのか
二つのドアの前で 僕が右往左往しているのか
どちらにせよ一つじゃない
二つのまま進んでいく
人は生まれながらに 善なのか悪なのか
生きていく中で 染まっていく生き物なのか
どちらにせよ一つじゃない
二つのまま生きていく
愛情なのか 憎しみなのか 憐れみなのか
羞恥心なのか 猜疑心なのか 自尊心なのか
どちらにせよ二つでもない
無数のまま在り続ける
僕の心は宇宙みたいなもの
ぶつかり合いながら 大きくなっていく
やがて一つの星になって
誰かがそれを呼んでいる
04.04.00:00
虹
大きなアーチを描いて 街と街を結んでゆく橋
大きなマンションが現れて 道ゆく人が思うこと
前に何があったっけ
色褪せる暇もなく カラフルに忘れちゃう
高校生がダンスを踊って 駅のホームで笑っている
傘を振ったサラリーマン 苦手なアイアンの練習をしている
同じ電車に乗り込んで
時代をすれ違いながら パラレルに交わっちゃう
全身を刺していった 太い槍の雨
僕はびしょ濡れになって
涙なのか 汗なのか
わからないまま しょっぱい
虹がかかる前に 見上げてしまう
探しものがなかなか見つからなくて
虹が消えてから 見上げてしまう
探しものがなかなか見つからなくて
大きな声で 空をめがけて 人差し指
道しるべみたい
君はオフィス街の真ん中で 僕は机の片隅で
君は悲しみの真ん中で 僕は夢の途中で
いっせいに見上げながら 涙で滲んだ
虹が見えた
04.03.00:00
ゲシュタルト崩壊
僕に見えているのは
「君」という「カタマリ」
でも本当は
「誰かを想う優しさ」
「夢中になってしまう瞳」
「甲高く笑う声」
「凝ってしまう背中」
「短気なところ」
1つ1つの「要素」が集まって
「君」は構成されている
「君」は構成されている
その「1つの要素」だけを見つめ続けてしまうと
ときに「君」という「カタマリ」は分解していって
もう僕の知らない人になってしまう
ケンカの時って
そんなゲシュタルト崩壊みたいなもんじゃないか