04.21.07:35
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03.14.03:39
3月16日(日)ミュージカル『スプラッシュ~まほうを届けたうさぎの話~』上演
柏っていい街だよ。ここで生まれてよかった、住んでよかったと感じられる街になったらいいなぁ~の想いから始まった柏市児童センターミュージカル。台本・演出・音楽・衣装・美術など、すべてボランティアが力を合わせて作り上げた作品です。演じるのは柏の子どもたち!
暖かい人の輪から、小さな幸せと喜びを込めて贈る「児童センターミュージカル」第13作!私、三輪は引退しましたが、今までで一番、ミュージカルミュージカルの作品に仕上がっていると思います。お時間ある方は是非遊びにお越しください。
日時:2014年3月16日(日)
開場:午後1時30分
開演:午後2時00分
入場無料
場所:柏市豊四季台近隣センター(体育館)
住所:千葉県柏市かやの町2-65
行き方:柏駅西口より,豊四季台団地循環バス(柏01)で「集会所」下車,徒歩10分
※お車でのお越しもOKです
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―物語の概要―
昔、まだすべてのものに「魔法」が許されていた頃、杖を使う「魔法使い」と、杖を使わない「杖なし」の間には大きな対立がありました。やがて二つの世界はバラバラな道を辿りました。魔法使いの「魔法王国」は隔離された孤独な世界に。杖なしの「動物王国」は魔法を忘れた世界へと。
二つの世界を一つにしたいと願う魔法使いの幼い次期女王レオタが、杖なしの国に住む郵便配達屋、お気楽おさぎのティム=ラビットと出会います。魔法のない世界に突然現れた「魔法使い」に驚きながらも、心を通わせて行くティムと、その友だちのトッティ、ラケッティ、ノヴェルにミツバチ達。しかし、その出会いをよく思わない国王キング=ウルフや、レオタの兄イェンシッド。何か企んでいる様子の黒猫のリリィを心配するマリィ。秘密を抱える亀のレジー。どこか憎めない保安官代理のフォクシーやグリズリー、執事のピジョンに魔法学校の生徒達も加わってのドタバタな一日。果たして、世界はひとつになることができるのか。
子ども達の熱演を応援してください。
03.07.12:07
「依る」のではなく、「帰る」
「依る」のではなく、「帰る」
風の強い日だった。
差された花は、たぶん、アイツが置いて行ったものだろう。
1年に1回、必ずここに来るようにしている。
1年の経過を確かめるように、22歳から数えるように、今に頷くように。
近況報告をする。誰にも言えないこともある。ちょっと情けない自分もいる。今の自分はどうかな?なんて聞きながら、ダメだよなって笑いながら、最後は、「がんばるよ」って言葉で結ぶことにしている。いつもの問答だ。
1人で来たのは久しぶりだ。
でも、あのときとは意味が違う。
それぞれの時間が経つということは、それぞれの時間に彩られるということで、僕らの色はそろそろ、混ざり合う場所も余白もなくなってきている。
気づいたときは寂しかったけど、今となっては、それが誇らしくも思う。
既存のものにみんなが一斉に依るのではなく、1人1人が新たに築き上げたものに、片足を乗せている。だから今は、「依る」のではなく、「帰る」と呼べる。
遠くに、1組の老夫婦が、丁寧に水を流し、たくさんの花を添える姿が見えた。
きっと、毎年2人で来ているのだろう。
寄り添いながら、手を合わせる姿に、しばらく見とれてしまった。
不意に、ゴオッ!という突風が吹き、僕は身を守るように、背を向けて目を瞑った。
周りの木々達は、急角度で隣にもたれ掛かっている。
でも、空を見ると、意外に雲は流れていなかった。上空は風がないのだろうか。
老夫婦もまた、何事もなかったかのように、祈りを続けていた。
留まるように、ぴったりと寄り添い合うように。
02.28.19:04
『美大受験戦記アリエネ』最終巻!第8集、発売!
私たちの世界には、「ムダあがき」なんかない。
山田玲司先生の『美大受験戦記アリエネ』第8集、本日、2月28日(金)発売です!
正直、胸がいっぱいで、言葉になりません。
すべての絵を描く人たちへ、ものを創る人たちへ。
すべての恋する人たちへ、恋を忘れている人たちへ。
すべての頑張っているバカ達へ、頑張れないバカ達へ!!
―第8集概要―(Amazonより)
美大受験青春グラフィティー、感動完結巻!
夢とつき合うことになった有だったが、予備校のボス・喜多川から夢が狙われてしまう。また、弥生をバカにされたことで、有は喜多川を殴ってしまうのだった。予備校に通いづらくなってしまった有は、速水先生から個人授業を受けることとなり…!? 入試本番直前! はたして、有の…そして、夢の合否は……!? 緊張のラストデイズを描く最終章!! 感涙の完結巻!!
【編集担当からのおすすめ情報】
恋と芸術の物語、堂々フィナーレ!!
青春の輝きは永遠に…!!
感動の完結巻です!!
●美大受験戦記 アリエネ 8 (ビッグコミックス) [コミック] 山田 玲司 (著)
11.12.00:40
ポッキーの日「ロマンスは寒さに比例する」
ロマンスは寒さに比例する
今日はポッキーの日。僕はポッキーの大ファンです(笑)
っつか、今日、めっっちゃ寒かったわけですが、寒い季節になると、なんだかロマンスも比例して大きくなると思うのは僕だけでしょうか??
たとえば、自動販売機を考えてみても、夏より冬の方がロマンチックだ。キンキンに冷えたコーラより、温かいココアの方がロマンチックだ。夏に買うチョコはドロドロになって食べられたものじゃないけど、冬に買うチョコはなんとなくどこかを温める気がしてロマンチックだ。苦くて甘いのも、やっぱり、ロマンチックだ。
「誰か」を想起させる。
「なんか、ロマンスって寒さに比例するよなぁ」
外に出た時、クソ寒い風を受けながら、なんとなくそんな台詞が口に出た。
隣にいた奴は爆笑していたけど、そんな笑い声すら、冬の空にはロマンチックに響いた。
11.04.02:12
NEO終演「僕の自慢の仲間たちに」
本日、第12回柏市児童センターミュージカル『NEO〜ある天才科学者の日記〜』が、無事終演を迎えることができました。遠方からはるばる来てくれた友だち、忙しい中来てくれた友だち、本当に本当に、ありがとうございました。少しでも心があったかくなったなら、幸いです。楽しんでくれたかな??
個人的には・・・、
もうっ、さいっこうのさいっこうの舞台でした!!!!!!
マジで全員を誉め称えたい!!!褒めちぎりたい!!褒め殺したい!!!!くわっ!!
そんな感じで、興奮冷めやまない!!!風邪引いた!!!くわっ!!
たった1つの歌で、たった1つの言葉で。
心を揺さぶる舞台作りを、大学のサークルで知った。
仲間、熱、信頼、本気、殺気、集中、悔しさ、優しさ、強さ、楽しさ。
同時に、このミュージカルでは、子ども達の一生懸命さに、いつも感動をもらっていた。
そこにはテクニカルなものを超越する「なにか」があった。
それは「成長の姿」だったのだと、今は思う。
3ヶ月で、子どもは驚くほど変わる。1日で変わるときだってある。
練習を重ねる信頼の中で、褒められる自信の中で、隣り合う仲間を見る中で、たった1つの歌で、たった1つの言葉で。どんどん成長する。それが本番の日、舞台上で花開く時、オーディションで会ったときを思い出して、「成長」を感じる。できなかったことができるようになる。それがうれしい。君もうれしいけど、僕もうれしいのだと思う。
たとえば、声が小さかった子が、大きな声を出せるようになったこと。
難しいダンスに苦労していた子が、上手に踊れるようになったこと。
口を小さくして歌っていた子が、「届けよう」と思って歌ったとき。
うれしい。
できる。君ならできる。
噓じゃなかっただろ?
ほら、って笑い合う。
そんな笑顔を、数えきれないくらいもらった。
「ALL CAST!」
今回は、役者だけじゃなく、スタッフ全員を舞台に上げて最後の歌を歌った。
「ALL CAST」というテーマを表現するのに、僕がこだわった点だ。保護者の方も、衣装さんも、舞台袖のスタッフも、全員。カーテンコールも、全員の名前を呼んだ。
こんなに多くの人がかかわっているのだと、改めて思い知る。
その分、責任も重いのだけれど、演出3年目の今回は、逆に頼もしさの方が大きかった。
あたりまえだ。敵なんか1人もいない。仲間しかいない。
1人でできないことは、みんなでやれた。
歌も、ダンスも、セット、プロップ、衣装も、照明も、保護者同士のリレーションも、いっぱい支えてもらった。ただの言葉だった「ALL CAST」に、きちんと意味を乗せられた日々だった。
円陣の最後に、「ALL CAST!」と叫ぶ。
僕だけの言葉じゃなくなった。
みんなの合い言葉みたいに、ずっと、残る。
ずっと・・・。
僕の自慢の仲間たちに。
僕の卒業公演ということで、舞台が終わった後の楽屋で、歌、ギフトのサプライズを用意してくれていた。正直、こんな過密スケジュールの中で、僕のためにこんな準備をしてくださって、本当に感謝してもしきれないくらいだった。本当に本当にありがとうございます。
メインテーマ曲に特別な歌詞を添えてくれたもの、大きな額入り集合写真、一人一人の手紙が入ったレターボックス、花。家宝決定です!!
子ども達のメッセージは、本当にハートフルで、たくさん絵を描いてくれた子や、出会ったときから回想してくれている子、僕と会って変わったこと、そしてどのメッセージにも「ありがとう」「楽しかった」が添えられていた。文字の大きさ、色、筆圧、そんな細やかなひとつひとつから、その言葉の声を想像できた。1人1人全員の顔がはっきりと浮かんだ。
顔も名前も声も、ちゃんと覚えてる。大丈夫、忘れない。
大人の方からのメッセージが多いのにも驚いた。そして、本当によく僕を見て下さっていたのだなと、本当に頭が下がる想いでいっぱいになった。
僕がここでやってきて本当に良かったと思える一つは、尊敬できる年上の方との出会いだ。
学生時代から、ここのミュージカルの人たちは、本当に尊敬できる人たちが多かった。そんな方達を傍らに学生時代を過ごせたことは、本当に財産になっている。こんなに人のことを考えて行動する人たちがいるのだなと、本当に感心したし、正直、そこの部分では、大学よりもここで学んだ部分が多かった気がする。同年代ではできるけど、年齢が変わってくると、僕らが思う「人のため」って、なかなかイコールにならない場合が多い。それをここの大人の人たちは自然体でやっている。もう、人間力の高さとしか言いようがない。マジ尊敬です。
ともあれ、10年。
感慨深い。
でも、終わるわけじゃない。
僕の引退は、「新たな歴史の1ページ(by 子ども・H人)」らしいので、壮大な物語を始めたいと思います。
たくさんの「ありがとう」を、僕の自慢の仲間たちに。
これからも、よろしく!