11.23.06:20
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11.30.00:27
『落下の王国』(THE FALL)
タイトル: 落下の王国 (THE FALL)
監督:ターセム
脚本:ダン・ギルロイ/ニコ・ソウルタナキス/ターセム
音楽:クリシュナ・レヴィ 衣装:石岡瑛子
出演: リー・ペイス/カティンカ・アンタルー
ジャスティン・ワデル 他
上映時間: 118分
製作年/国: 2006/アメリカ
配給: ムービーアイ・エンタテインメント
驚くくらいの映像美!当初、前作『ザ・セル』のようにCGをふんだんに使用している映画かと思って観てみたら、CGは一切使っていないのだとか!信じられません。構想26年、13の世界遺産、24ヶ国以上でロケーション撮影され期間4年を費やして製作。
この映画は病院の一室で怪我を負った男が、少女に冒険物語を話していくことで進んでいくのですが、このファンタジーの世界にCGなしで僕らを連れて行ってくれるのは他でもなく、衣装の力です。衣装担当の石岡瑛子さんは第38回カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞、第65回アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞しているすご腕!思わず僕もスケッチをしてしまいました。
ただ、正直感想としてはイマイチという方も多いようです。冒険の中にせっかく入っていっても、それらしいアクションシーンはあっても、おとぎ話に出て来るキャラクターの背景や、ストーリー自体が薄く感じました。
他、個人的に気に入った点は子役の少女のナチュラルな演技。ちょいぽっちゃりで、最初はそんなかわいく見えないのですが、隙っ歯と愛らしい笑顔、そしてひとつひとつの仕草と声が実にいい!
休日の午前中に紅茶でも飲みながらリラックスして観るのをオススメします!
あらすじ
君にささげる、世界にたったひとつの作り話。
構想26年、撮影期間4年。映像の魔術師ターセムが魂を込めて作り上げたのは
生きる力とやさしさをくれる ぬくもりのカレイドスコープ<万華鏡>
時は1915年。映画の撮影中、怪我を負い病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、追い討ちをかけるように恋人を主演俳優に奪われ、自暴自棄になっていた。そこに現れたのが、腕を骨折して入院していた5才の少女・アレクサンドリア。
きっかけは、少女を操るためだった。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させるべく、アレクサンドリアの気を引こうと、思いつきで6人の勇者が世界を駆け巡り、悪に立ち向かう【愛と復讐の冒険談】を聞かせ始める。その場しのぎで紡いでいった他愛も無い寓話は、やがて少女と青年の唯一無二の《二人の物語》となり、少女に希望を与え、青年自身をも救う、驚きと輝きに満ちた壮大な叙事詩へと育っていく...。
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